概要
リメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』内にてその存在が判明した戦争。
旧作における「遊星爆弾落とされ始めてから地下都市作ってる時間的余裕なんてあったの?」という疑問に対して、「ガミラス戦争以前に地球人同士の戦争があって、その時に下地ができてた」と理屈付けする形で設定が誕生した。
村雨型宇宙巡洋艦の「内惑星戦争時に大量建造された」という設定や山本玲のマーズノイドという設定などにも活かされている。とはいえ『2199』時点ではまだストーリーにそこまで重大な影響を与えるものではなかった。しかし続編の『ヤマトという時代』にて掘り下げが行われ、より劇中の歴史において重要なファクターであったことが語られることになる。
歴史
地球からの独立を試みる火星自治政府とそれを阻止せんとする国連の間で勃発した。
2164年〜(不明)年の「第一次内惑星戦争」と2179年頃〜2183年の「第二次内惑星戦争」の2回にわたって繰り広げられた。
最終的には国連が勝利し、火星は全居住者が地球へと強制移住させられた。
マーズノイド
「火星生まれの地球人」の意。火星に入植しただけで人種的には地球人と何ら変わらないはずなのだが、作中で描かれている限りにおいては皆銀髪赤眼という共通した特徴を持つ。
特に赤い瞳に関してはマーズノイドの特徴として広く知られているようで古代進は山本玲の瞳の色を見て彼女がマーズノイドであることを察していた。
アニメ本編ではこれといってマーズノイドとの軋轢が描かれていないが、むらかわみちお氏による漫画版ではマーズノイドへの差別がかつて地球で横行していたことが描かれており、東まゆみ氏による『緋眼のエース』でもマーズノイドの瞳の色を指して「忌まわしい血の紅い色」と蔑む描写がある。