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概要

ゲーム中では気弱なキャラなはずのライスシャワー(ウマ娘)が、ヒールキャラ化した作品に付けられるタグ。

どうしてこうなったか

このキャラ付けについては『馬なり1ハロン劇場』の影響力が強い。

元ネタであるライスシャワー(競走馬)は「ミホノブルボンの無敗クラシック三冠達成とメジロマックイーンの天皇賞三連覇を阻止したくせに、その後2年も低迷した」という理由から、菊花賞後や天皇賞(春)後はブルボンやマックイーンのファンからヒール扱いを受け、低迷期は「大記録を阻んだのに情けない」と競馬ファンから罵倒されていた。

この史実を基にウマ娘版は「周りで起きる不幸は全て自分のせいと思い込んでいる、臆病で弱気なウマ娘。」(公式サイトより)と言う卑屈な性格にされた。

逆に馬なり1ハロン劇場版は「金棒を振り回してレコードブレイクをするのが趣味な乱暴者」という開き直った性格にされていた(これは作者であるよしだみほアンチライスシャワーだったことが大きい)のである。

この馬なり1ハロン劇場の性格をしたライスシャワー(ウマ娘)として、「雑穀」が生まれたと言われている。

ちなみに、ウマ娘のライスシャワーは公式で両刃のナイフを携行しており、雑穀も金棒こそ持たないが刃物を持ったケースは多くみられる。

狂気か図々しさを感じさせる笑顔を浮かべながら、しゃもじを振り回して踊っていたり、リトルココンの水筒の中身をわざとぶちまけたりしている。

トレーナーのことを「兄貴」、ライスシャワーのことは「姉貴」と呼んでいるらしい。意外と妹キャラ。

デザインの元ネタは木村まつり氏の『絶望しないライスシャワー』。ただし、事実とは言えデリカシーのない発言や態度こそするが、このシリーズ内で上記のような奇行に走ったことは無く、他のウマ娘達とも良好な友人関係を築いているようにも見え、頼もしいくらいに図太いだけである。

雑穀は他のたぬきに比べて手足が細く、他には見られない動き(野次を飛ばす観衆に反省を促すダンスミホノブルボンのスカートを剥ぎ取る等)をしていることが多い。

顔だけ雑穀で体型や動きが他のたぬきと同じものは「玄米」と呼ばれ区別されることもある。

また、雑穀要素抜きでライスシャワーをたぬき化したものは「純米」と呼ばれる。

注意事項

ウマ娘の二次創作ガイドラインでは、「モチーフとなる競走馬のファンの皆様や馬主の皆様、および関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いいたします」という記載があるため、上記のようにウマ娘におけるキャラクター表現からかけ離れた内容は違反行為に抵触する可能性が高い。

加えて、ウマ娘は競馬関係者の協力あって成立しているコンテンツであるため、行き過ぎた表現が関係者の目に留まってしまうとトラブルに発展する恐れもある。

特にライスシャワーは予後不良という最後を迎えたこともあり、扱いには慎重になるべき1頭であることは忘れてはならない。

関連馬

キョウエイボーガン:ライスシャワーが勝ち、ヒール扱いされた菊花賞の「もう1頭のヒール」。逃げ戦法を得意とし、ブルボンの楽逃げを阻止する形となったためこちらも中傷を受けた。

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