概要
アメリカガキ、マメガキ、ブラックサポテ、毛柿、インドガキなどがある。
アメリカガキ(パーシモン)の心材はかつてゴルフクラブのヘッド部分に使われていた。
またはその一種のカキノキ(学名:Diospyros kaki)の果実のこと。
甘柿と渋柿があり、甘柿は生で食べる事が出来、渋柿は乾燥させた干し柿として利用される。
甘柿は特に完全甘柿と不完全甘柿の2種に分かれ、完全甘柿は種子の有無に関わらず熟した際に渋み成分がほぼ完全に抜けるで、不完全甘柿は果実が完全に熟したうえ、種が多く入るとその周辺に「ごま」と呼ばれる黒い斑点ができ、渋みを感じにくくなるものである。
渋柿もまた完全渋柿と不完全渋柿に分かれる。
完全渋柿は種の有無に関わらず渋みのある柿である。品種によってはアルコールなどで渋み成分を抜いた上で果物として販売することもあるが、やはり多くは干し柿に加工される。
不完全渋柿は種子があるとその周辺の渋みが抜けている柿である。
「富有」「次郎」「西村早生」など日本産の栽培品種も豊富である。
木材は硬く、家具や桶、和傘などに使用されるが、割れやすいため建材には使わない。
また、未熟な果実から採取した柿渋は魚網や釣り糸の防腐、うちわや和傘の防水に用いる。
余談
「柿」に似た漢字で「こけら」と訓読みする漢字があり、漢字では「杮」と書く(「こけら落とし」などの「こけら」がそれで、「木屑」とも書く)。なお、紛らわしいことに「柿(かき)」とは別の漢字である。
「柿(かき)」はつくりの部分を亠+巾のように分けて書き、「杮(こけら)」は一+丨+冂のように縦の線は続けて書く。