“サイバトロン軍総司令官としてではなく、一人のトランスフォーマー、コンボイとして!”
CV:ゲイリー・チョーク/吹:大川透
概要
『マイクロン伝説』に登場したトレーラーに変形するサイバトロン軍総司令官。放送時は単にコンボイと呼ばれていたが、後年では他のシリーズのコンボイと区別する為、英題『Transformers Armada』から引用してアルマダコンボイと呼ばれる事もある。
今までのコンボイに比べると冷静沈着な性格ではあるが、序盤はこれまでの司令官に比べ影が薄かった。また、敵であるスタースクリームを受け入れる懐の深さやラッド達の拳で突き合う挨拶をホットロッドと一緒にやるノリのいい一面も見せている。割と出来た性格だが、終盤でダブルフェイスに「お前の本性は戦いが好きなトランスフォーマーだ」と内なる好戦的な本性を指摘され、ユニクロンとの戦いを終えた後「マトリクス…今の私に持つ資格はない」とマトリクスを放棄してしまう。
前年のファイヤーコンボイと同様に、ビークルモードで牽引している後部コンテナと合体し、スーパーモードにパワーアップ可能で、合体シーンは足から手が生える。中盤以降ではジェットファイヤーとの合体形態「ジェットコンボイ」や、ウルトラマグナスとの合体形態「マグナコンボイ」も披露。ジェットファイヤーやウルトラマグナスと同時合体した究極形態「マグナジェットコンボイ」にもなれるが、劇中では飛行時に2度合体したのみで、この姿での戦闘はなかった。勿体無い…
後半にてヒュドラキャノンから地球を守るため一時的に死亡してしまうが、マイクロンとマトリクスの力で復活。終盤では見た目も中身も黒いファイナルバトルカラーになり、ブルース・リー顔負けのアクションを見せる。最終クールでの熱い展開は感涙必至である。
携行武装のコンボイガンや腕部に備えられた排気筒型の速射砲ダブルカットアウト、更に組み合わせた両腕を振り下ろす事で光球を撃ち出すビッグパンチを主な武器とし、更にパートナーマイクロンのプライム(英語版ではスパークプラグ)とのエボリューション(合体)で必殺技「マックスファイヤー」が発動する。劇中ではスーパーモード以外でエボリューションする事はなかったが、プライムがコンテナを操作してコンボイのサポートを行うシーンがある。
玩具
玩具は赤外線を利用したコンテナの自動変形と合体が可能な物の他に、コンテナを廃し可動を重視した小サイズのスタンダード版が販売された。スタンダード版にはプライムの代わりにSF風のジェット機と銃に変形するマイクロン・サージが付属し、背部に合体させて上下に動かすとパンチアクションを繰り出す。
日本ではトイザらス限定販売品としてこの3体の配色を変え、セットにした商品が発売されている。