はぁ…疲れた…心身ともに…
でも、お金稼がなきゃ…
もっともっと稼ぐんだ…
私が推さなきゃ…
愛してるよ、愛蔵…♡
概要
CV:早見沙織
黒髪のハーフツインと黒調のゴシックファッション（俗にいう地雷系ファッション）の私服が特徴的な美少女。あるメイド喫茶でメイドとして働いている。
登場楽曲は『同担☆拒否』、『推し★ごと』、『可愛くてごめん』
アニメでの登場(ネタバレ注意)
※これより先はTVアニメ『ヒロインたるもの！〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜』におけるネタバレが含まれております。
出会いは『POCKETS』のCMでした
貴方を一目見た瞬間、私の中でビックバンが起こって
暗闇にいた私を、貴方という輝く星が照らした
偶然同じ高校、同じクラスになった時、これは運命だと確信
以来貴方の為に稼いで、貢いで、稼いで、貢いでの日々
すべては貴方への愛!!
私は生涯を貴方に捧げると誓った――――
ひより「ちづちゃんが…なんで…？」
「『なんで』…？あんたのことが大っ嫌いだからだよ！！」
ひより「だ…大っ嫌い…っ！？」
その正体はヒロインたるもの!の登場人物、中村千鶴のもう一つの顔であり、LIP×LIPのファン「ジュリエッタ」の一人。作中で涼海ひよりとLIP×LIPの写真を拡散してスキャンダル事件を引き起こした犯人であった。
勇次郎の思惑によって盗撮の犯人だと露呈した後は、それまでの大人しくも思いやりのある性格から一転、激しく攻撃的な姿をあらわにしていた。
しかし、ひよりとの取っ組み合いの喧嘩の末にひよりを殴って気絶させてしまったことで正気に戻り、（PVでは泣きながら）樹里と保健室へとひよりを運ぶ。その後はずっとそばでひよりの容体を見届け続け、ベッドの上でひよりが目覚めたときにはひよりに寄り添うようにうたた寝をしていた。
そしてそばに置いていた千鶴のバッグからある一冊のノートが目に移り、ひよりは千鶴の隠していた本当の気持ち、そして盗撮の動機を知ることになる……。
黒髪はウィッグであり、学校やプライベートでは中村千鶴として、仕事の際とLIP×LIPのライブイベントの際にはちゅーたんとしての顔を使い分けて生活している。
・動機について
LIP×LIP、柴崎愛蔵のガチ恋のファンであった彼女は、ファンとして同級生である彼らへの接触を避けていた。しかしひよりは田舎から上京してきたことでアイドルに関する知識が全くなく、そして異性との距離感に無頓着であった彼女がLIP×LIPの2人と距離が近いことに嫉妬しそれが募り募って爆発したことが事件につながっている。
・その後（アニメ最終回ネタバレ注意）
私…ファンやめるから
資格、ないから…
ひよりとの一件以降も、以前千鶴はひよりと樹里とは距離を置いていた。ひよりに対する嫌悪感よりも、ひよりに指摘されたことで自らがLIP×LIPとひよりにしてしまったことの非道さと重大さを自覚し、罪悪感と責任感に苛まれたが故であった。以前のように昼食を三人で食べることはなく、校舎裏の階段の踊り場で隠れるように食べ、千鶴を探していた樹里が隣に座りこみ自らの体験を語った上で復縁を勧められるものの、自分にはその資格がないと心を閉ざしてしまう。そして、迷惑をかけたけじめとしてLIP×LIPのファンをやめることを告げてその場を去ってしまう。
LIP×LIPのカウントダウンライブの参加も諦めていたが、ひよりが自分がマネージャー見習いであることを告白し、熱い説得をしたことによって参加。会場では涙を流す彼女が見られた。
その後はジュリエッタであることを隠さずに、より一層の推し活を励むようになったのだ。
MVでの登場
推し★ごと
アニメ放送開始前に公開されたMV。"推しごと"のために"お仕事"に励むちゅーたんの姿が描かれている。MVには、LIP×LIPのライブのチケットや、アニメ内で事務所に送っていたのと同じファンレターが登場している。
可愛くてごめん
2022年11月18日に公開されたMV。Chu!可愛くてごめんというフレーズが印象的な楽曲で、TikTokでも人気を集めている。
MVでは樹里やアニメで対立したひよりが登場しているが、最後のシーンではちゅーたんとしての姿で二人と共に笑顔を見せている。
超絶かわいい
成海萌奈を主役としたMVにて、「かわいい子」という想像で出てきた多くの女の子たちと共に萌奈のイメージという形で登場している。
CMジュリエッタの降臨
2023年5月、食品会社の伊藤ハムがこのような動画CMを投下した。
( ﾟдﾟ) ・・・
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ
( ﾟдﾟ) ・・・
( ﾟдﾟ )
まさかの伊藤ハムがちゅーたんをCMに起用したとんでもない動画であった
一応CMで流れている曲自体は(HoneyWorksが関係しているとはいえさすがに使えなかったのか)『可愛くてごめん』とはまったく無関係のオリジナルソングではあった(というかそもそもの話としてHoneyWorksシリーズのキャラクターが、まさかの食品会社のオリジナルソングを担当するということ自体がまず異例。あの愛蔵ですらそういう機会に恵まれなかったほどである)のだが、動画の概要欄にはなんと
『笑顔になる魔法の言葉は「ポーグビッCHU♥️」』
確実に狙っている。公式の悪ノリだろうか。
ちなみに、この動画が投稿されたのは2023年5月12日。……もう勘の良い方ならお分かりであろう。
そう、ちゅーたんこと千鶴の誕生日である5月13日の前の日である。やはり狙っている。
また、よく見ると動画のサムネイルには『CHU♥️』と書かれている。
もはや隠す気もなく、やはり確実に狙っている。
というか、ちゅーたんが選ばれた時点で誰も異論を唱えたりしなかったのだろうか？
単なる起用CMならばそもそもちゅーたんではなく基本形態の千鶴を起用してもよかったはずなのだが……。
もっとも、こういった『千鶴ではなくちゅーたんばかりが優遇される』こと自体は可愛くてごめんが公開された頃から起きていたのであまり気にしてはいけないのかもしれない(そもそもHoneyWorks公式自体が「ちゅーたんではない中村千鶴に存在意義はない」と言わんばかりの不遇な扱いをしている節すらあるため。ちゅーたんの楽曲は3つあるが、千鶴の単独での楽曲は一切ないこともそれを裏付けているといえるだろう。一応涼海ひよりや服部樹里との共同も合わせれば2曲あるが、前者はともかく後者はアレンジバージョンであるため余計に浮いてしまっている)。
また、仮にも一流の食品会社である伊藤ハム公式がちゅーたんを認知していること自体に驚くかも知れないが、それに至るまでに様々な形でちゅーたんの「可愛くてごめん」が次々とネタ動画などの形でセルフパロディされるという由々しき事態が発生しまくっていた(ここでは割愛するため気になった諸氏はぜひ自分達で調べていただきたい)ので、ある意味公式は知るべくして知ったようなものだろう。
また、「公式のキャラクターを別の公式が拾う」というのは昨今のソシャゲ等ではよくある事となったが、まさかHoneyWorksが・・・と思う人も多いだろう。しかし、そもそもHoneyWorksは某伝説のモデルなど、昔からプレイヤーたちにネタにされるものを別作品でもネタとして何度も続投させたり、勇次郎や愛蔵の先輩アイドルとして注目が集まっていたFull_Throttle4を実際にアニメや映画にゲストとして登場させるなど、非公式に流行るものを引っ張り上げる実績が(良くも悪くもだが)意外にも多い。
ヒロインたるもの!でも本編中での影の薄さに定評のある瀬戸口雛をフィーチャしたとある曲や、愛蔵の頼れる兄貴として一躍有名になった柴崎健をとある相棒と一緒にデュエットさせたりするなど、そう言った面でのネタ曲を既に何回か出していたりするため、ちゅーたんネタを拾う事も長い目でHoneyWorksシリーズを見ていると不思議なものではなかったりする。
余談
勇次郎役の内山昂輝氏は、千鶴/ちゅーたんが愛蔵推しであったことに驚きを隠せなかったとのこと。
前述した通り、学校やプライベートでは中村千鶴として、仕事の際とLIP×LIPのライブイベントの際にはちゅーたんとしての顔を使い分けて生活しているのだが、「『ヒロインたるもの！～嫌われヒロインと内緒のお仕事～』 POP UP SHOP in AMNIBUS STORE」というイベントでは「ちゅーたん」ではなく「中村千鶴」としての姿でのメイド服を披露している。
