風林火山は、南北朝時代の南朝方の鎮守大将軍・北畠顕家や、甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記された「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し)の通称。
日本で最初にこの旗を用いた武将は北畠顕家であるが、江戸時代以降の軍記物などで武田軍をイメージするものとして盛んに取り上げられるようになった。
2007年、46作目のNHKの大河ドラマのタイトルにもなった。武田信玄(晴信)の軍師として知られる伝説的人物、山本勘助の生涯を描く。
車田正美の漫画『風魔の小次郎』の主人公の聖剣の一つ。のちに「風林火陰山雷(ふうりんかいんざんらい)」に進化した。