概要
『勇者指令ダグオン水晶の瞳の少年』に登場する敵生体。その名は「不毛な大地」を意味する。
その生態は植物のそれに似ており、宇宙空間に種をまき散らし、降り立った惑星で最初に出会った生物に擬態し惑星のエネルギーを吸収しながら成長していき、やがては惑星のすべてのエネルギーを吸い上げて破滅させ、次なる惑星へ種を打ち出すという。ライが言うところには、すでにデアンドゾルによっていくつもの惑星が滅ぼされているという。
だがデアンドゾルは邪悪な意志を持って宇宙を滅ぼそうとしているとか、何処かの悪の星人が創り出した生物兵器という訳では全く無く、地球にある植物同様命を繋ぐ為に自分の種を宇宙に蒔いているだけである。いうなれば「理由なき悪意」「この世に生まれたことが消えない罪」なのである。
地球には8年前に来訪し、その姿を偶然目撃していた大堂寺炎の姿をもとに人間に擬態。さらに当時エンが飼っていた犬の名前をもとに「ケンタ」と名乗り、記憶がない状態でわけもわからないまま宇宙警察のカファール隊に追われることとなり、エンに保護されることとなった。
まだ成長しきっていない状態で殺処分すれば被害は拡大せずに済むらしいが、エンがそうとも知らず善意で保護したため、結果的に事態は悪化した。
また、エンとの交流がきっかけでデアンドゾルの中にはケンタという優しい別人格が芽生えてしまい、最後は星の命を吸い上げようとする体と仲間を守りたいという心のギャップに苦しむ結果となってしまった。
最終的には惑星を破壊するべく周囲にエネルギーフィールドを展開する上、エネルギーフィールドの中では何が起こるかもわからないという。
しかし、最後に残ったケンタの意思が自分を殺すようにエンに懇願。エネルギーフィールドの中ならそれができるとして、7人のダグオンが融合合体したファイナルダグオンによってコアを優しく握りつぶされ消滅した。
関連タグ
機界新種:次作の勇者シリーズで登場したラスボス。こちらも自分の意思とは関係無く地球にとって危険な存在にされる等の共通点を持つが、ケンタとは逆に主人公の活躍で救われていた。
千翼:似た者同士。
レギオン:生体が類似。
ラヴォス:生態が似ている。