概要
一般的に食後に数値が高くなりやすく、逆に空腹時は数値が下がる。
多過ぎる場合(高血糖)は糖尿病の疑いがある。
逆に少な過ぎる(低血糖)のも危険で、脳が大きなダメージを受けることがある(ブドウ糖が脳の貴重なエネルギー源となっているため)。最悪の場合は死亡することも…。
健康診断の生化学検査(血液検査)でよく見かける項目の一つでもある。
検査における血糖値
単位はmg/dl。
正常範囲は70〜109。ただし100〜109はギリギリ正常範囲であるものの正常高値とされ、生活習慣の改善が必要なレベルである。
126以上になると糖尿病が強く疑われるため精密検査が必要となる。特に160以上の場合は糖尿病が進んでいる可能性が高いためすぐに病院に行くべきレベルである。
逆に70未満も要精密検査となる。
中性脂肪と同様に空腹時のデータを調べるため、朝に採血を行う場合は前日の夜9時までに食事を済ませるようにと指示される。
ヘモグロビンA1C(HbA1C)
ヘモグロビンエーワンシーと読む。
赤血球にはヘモグロビンという色素があるが、このヘモグロビンのうちグルコースと結合したものの割合を示したのがHbA1Cである。
過去1〜2ヶ月間の血糖値の平均に大きく左右される項目で、これが高いと血糖値のコントロールが上手くいっていない可能性が高いと判断される。
目安としては
- 5.6%未満が正常
- 5.6〜6.4%は要注意ゾーン
- 6.5%以上は糖尿病の可能性が高い
- 7.4%以上は糖尿病がかなり進行している可能性が高く、危険
という感じ。
血糖値と異なり数値の乱高下を起こさないため、糖尿病の検査においてはむしろ血糖値より重要な項目とされる。
(簡単に言えば血糖値は検査前の数日間食事制限をすれば簡単に下がるためズルができるが、HbA1Cはズルができない)