概要
セイバータイガーの後継機としてデザインされた実験機である。見た目こそ大きく変更されているが、スペックはほとんど変更がなく、微弱ながら最高速度が上がっている程度である。
頭部デザインが大きく変更されており、まるでマカイロドゥスを思わせる形状になっていて、牙が大型化している。この点では、モチーフとなった剣歯虎にセイバータイガーよりも近づいた意匠になっている。
ゲームでの設定では、本機はエレファンダーと共に「チェンジング・アーマー・システム(CAS)」の基礎を作るための出発点とされており、これらのゾイドから得られたデータによってライガーゼロ・ファントムが試験的に開発され、結果的にライガーゼロイクスに帰結した。
『ゾイドサーガ』シリーズに多数登場したオリジナルゾイドの一環であり、『ゾイドサーガ2』で初登場し、『ゾイドバーサス2』ではライガーエアロと共に主役の一機を務めた。こちらでは、コウキ・デモンの愛機として、ヘルキャットの後釜という立ち位置がなされている。
武装面でも、同シリーズのタイガー系バリエーション機の中でも唯一AEZ20mmビームガンを持ち、専用武器の大型スナイパーライフルを持つなど、ライガーエアロよりも優遇されている部分がある。
- しかし、プロトセイバーにはライガーエアロとは異なりバリエーションが存在しない。
余談
- コウキ・デモンはジャック・スパロウを意識したキャラクターである。
- ライガーエアロ同様に牙が増設されており、後年のHMMシリーズなどを先取りしていたとも言えるデザインになっている。