曖昧さ回避
概要
共通点は巧舟と犬。
誕生の経緯は①『逆転裁判』シリーズ→②巧舟の愛犬の名付け→③『ゴーストトリック』になっている。
1. 『逆転裁判』のミサイル
初登場はシリーズ1作目の第4話。糸鋸圭介が捜査中の成歩堂龍一の元に連れてきたのが始まり。
以降度々登場し、シリーズのマスコットキャラクター的な存在になる。
2. 巧舟の愛犬
カプコンのゲームクリエイター・巧舟の愛犬。犬種はポメラニアン。
名前の由来は巧氏がフルプロデュースした『逆転裁判』シリーズのミサイルから。
『ゴーストトリック』の公式Twitterアカウントではその愛くるしい姿を見ることができた。
しかし2018年の夏に11歳で亡くなっていた事が巧舟氏のtwitterから明かされた。
ありがとうミサイル。
https://mobile.twitter.com/takumi_gt/status/1061248887288029184
https://mobile.twitter.com/takumi_gt/status/1061249753621512193
3. 『ゴーストトリック』のミサイル
ゲーム『ゴーストトリック』に登場するキャラクターの一匹。
リンネとカノンの飼い犬。ゲームの人物一覧表記は『イサマシキショウドウブツ』。
犬種はポメラニアン。お察しの通り、巧氏が飼っているミサイルがモデルになっている。英語版の綴りは「Missile」。
メゾン・ド・ナムアミ701号室に、リンネとカノンと一緒に暮らしている室内犬。2歳。
留守番中のカノンが殺し屋のテンゴに捕まる直前に銃殺された。その後デンワ線を介して部屋を訪れたシセルの《死者のチカラ》で運命が変わり、再び生き返る。
吠えるのが趣味で、音が鳴るクリスマスツリーの飾りやテレビ、ネズミを見かけたらとにかく吠える。あまりに頻繁に、そして大きな声で鳴くため、隣に住むエンマからは「壁を踏み潰してやる」という苦情と共にしょっちゅう壁ドンされている。一応カノンが宥めたらやめるのだが、きっかけさえあれば間髪容れずに吠えまくるのであまり効果は無く、しかも当のミサイルは「カノンが撫でてくれるのが嬉しい」と喜んでいるため、シセルからは「あまりレディ(カノン)を困らせない方がいい」と窘められた。けれどボール遊びは既に卒業しているとのことで、勢いよく吹っ飛ばされたボールがすぐ傍を通り過ぎても見向きもしない。
また生来人懐っこい性格のためか知らない人間が部屋に入ってきても警戒することなく、それどころか「ようこそ!」と全力で歓迎してしまうため番犬の資質は皆無(故に本編中で悲惨な結果を迎える羽目に)。ヘッドホンを“あの赤いやつ”と称するのを始め、物の意味が分からなかったりするせいでシリアスな空気を一瞬で壊してしまうことも。そんな趣味や無警戒っぷりが相まってか、周りからはよく名前負けしてるねと言われるらしい。
けれど主人への忠誠心は非常に強く、カノンを一生かけて守るという決意を秘めていたり、リンネと今生の別れになるかもしれない場面になった際はもう離ればなれになりたくないと叫んだりもした。そしてこの篤い忠義が並大抵のものではないことに多くのプレイヤーを驚愕させた。あと犬らしい上下関係の延長線か、意外にも誰に対しても敬語を使う。
といっても基本はちょっぴりおバカなムードメーカーなので、彼が出るシーンは大抵和む。あと根っからのボケ担当かと思いきや、人間には無い動物的観点から達観した発言や真理を告げたりぐさりと刺さる一言を無邪気に繰り出したり、ご主人様を早く助けるためにシセルを暗に脅したりと多種多様な面を見せる。
なお、終盤で判明するのだがリンネとカノンは血縁関係ではなく、厳密にはリンネの飼い犬であることがエンディングのスタッフロールにて暗喩されている(もっとも、本編ではカノンはリンネの義理の妹=もう1人のご主人様、と犬なりに解釈したのだと思われる)。
アニメ版逆転裁判のEDでは逆転裁判のミサイルと共に登場。