CV:小笠原仁
人物
ユウユが通っている高校の生徒会長で、U18大会二連覇を果たした強豪ファイター。
プロファイターを目指すべく奨励会にも通っている。
『overDress』シリーズでは珍しい、極端な勝利至上主義の人物であり、自分達のような大会という表舞台に出て活躍する『フロントファイター』と違って自身より弱いと判断した相手(特に表舞台に出て活躍しない『カウンターファイター』と呼ばれるヴァンガードファイター)に対しては徹底的に見下す態度を取る。
一方で『will+Dress』第3話のユウユ戦において試合前に「対戦よろしくお願い致します」試合後には「対戦ありがとうございました」の言葉をお辞儀と共に言い放つ、清蔵タイゾウとのファイトの際にはファイト前の意見交換・ファイト後の感想戦に素直に応じる等、性根が腐っているとは言い難い言動も見られる。
その他にも、通っている奨励会「ティルナノーグユース」では自身が指導役のような立ち位置となっており、メンバー達に対し、プレイングの問題点を的確に自覚させると同時に、自身もファイトを通じて幾度となく試行錯誤を繰り返し実力を磨くという至極真面目なスタイルでファイトに向き合っており、メンバー達からはそのストイックさ故に慕われてもいる。
更には見下している対象のチーム・ブラックアウト所属メンバーの期待の新人にして、同じく『デラックス』出場者であるが故に立場上ライバルの羽根山ウララに偶然見つけられて尾行されて互いに顔合わせしても、場所と彼女がビギナー故にか先のような見下した態度は取らずに、真摯な態度で丁寧にレクチャーするという意外な一面が(ビギナー相手だからかもしれないが)発揮され、これにはウララも意外に感じていた。
実は現在の性格は、プロを目指す過程にて「勝つという事は誰かを蹴落とすという事」「勝ったからには勝ち続けなければならない」という責任感に囚われたが故のものであり、その証拠として「will+Dress」第5話の回想シーンにおいては、かつては普通にヴァンガードを楽しむ少年であった姿が描かれている。
第2クールでは、ソフィーベルに呼び出されてファイトされた際に、ソフィーからユウユ達の事を弱者呼ばわりされると、あいつらをバカにすることは許さない!とユウユとの決勝でのファイトやアメリカで共に過ごしたことで心境の変化が感じられる。
関連人物
廻間ミチル
少年時代からの憧れの相手で目標としているファイター、当時のイベントで彼に掛けられた言葉が「強さ」を求める切っ掛けとなった。
スマートフォンには宝物として彼と撮った写真が保存されており、心の支えとなっている。
江端トウヤ
「昔の自分に似ている」という理由でライカにシンパシーを感じており、その事をファイト中に指摘してもいて彼を気に掛けていた。
当初はその言動や、自分とは異なる「強くなりたいから強くなる」というスタンスに忌避感を抱いていたが、その実力と、トウヤも自分同様にひたすら努力を重ねてきたファイターである事をファイトを通じて感じ取り、自身を見つめ直す切っ掛けとなった。
また、使用するデッキの特性上グレード3が多めなのも共通している。
第2クールでは、アメリカでカードショップに立ち寄った際に、カートン買いをしようとするトウヤを制止するユウユに対し眼鏡を光らせながら「考えるな、感じろ」と告げるという、2人が本質的に似た者同士である事を感じさせるやり取りを見せた。
近導ユウユ
様々な事情により彼に対し敵愾心に近い感情を抱いている。
しかしこれまでの敗北や勝利や交流などを重ねたユウユと改めて決勝で戦い、互いの意地と矜持をぶつけ合い、実力を見せ合う全力のファイトをしてついに敗北(決勝ファイト中の最終局面からその節はあったが)、多少は認めるに至った。
season2の半年後のseason3ではDXで優勝をしたユウユと共に生徒会からインタビューを受けた際には好敵手と認めており、インタビューを終えてウララと3人でバスに乗ってユニフォーマーズの事を話してた際に自分達の目指すファイトがバラバラだなと気軽に話せるような中になっている。
使用デッキ
各種「ユースベルク」をメインに据えた、キーワード能力「レヴォルドレス」軸の「ケテルサンクチュアリ」を使用。
バトルフェイズ中に「レヴォルドレス」でのスペリオルライドを行う事によって「ユースベルク」を通常形態の「破天黎騎(スカイフォール・アームズ)」から戦闘形態である「反抗黎騎(レヴォルフォーム)」に変化させ、その後「破天黎騎」に戻すという動きを毎ターン繰り返し強烈な連撃を行う。
レヴォルドレスの性質上毎ターンディスアドバンテージを負うことになるが、アドバンテージの回復・戦術の維持を行うカードも多く安定性に優れたデッキ。
一方で、戦術の特性上デッキ内のグレード3が必然的に多くなってしまうのが難点。
余談
性格含め、「overDress」シリーズのキャラクターとしては独特な部分が目立ち、特にファイト中の言い回しが特徴的。
具体的には、ダメージチェックやドライブチェックを行う際にチェックTheドライブとThe族程頻繁に使わないがTheを使っている他、ドライブチェックを複数回する際はドライブ1と独特な言い回しをしている。