概要
桜井景和が創世の女神となったツムリを利用して叶えた願い「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」で第43話よりベロバが宣言したゲーム。
景和が叶えた世界は確かに全ての犠牲者(DGP参加者・巻き込まれた一般人問わず)が蘇っているが、その中には正真正銘の犯罪者も入っていたため、暴徒たちを引き連れた極悪人が仮面ライダーの力をも用いて暴れ回る惨状となってしまった。
皮肉にも景和が姉のために願った世界平和とは程遠く、蘇った彼の家族も巻き込まれて再び命を落としてしまった。
「世紀末」の名前の通り、最早ルールなどあってないようなものでジットも民間人を襲う仮面ライダーの動きを楽しんでいる節がある。
余談
上記の展開から、ドラゴンボールでの「死滅した全人類を極悪人を除いて復活させる」願いを思い出す視聴者が少なからずいたらしい。願いの本質こそ同じであるがもたらされた結果は真逆と言って良く、「全ての犠牲者が蘇る」際に極悪人を除外させなければどうなるのかを視聴者は見せつけられることとなった。
ジットの役割の都合上、極悪人を除外されても彼の策謀は続いたと思われ、現にこの世紀末の惨状においてはある人物が彼らに唆される形で11年前の事件を再現するという凶行に及んでいる。
とはいえ、景和の持つ力のことを考えれば簡単に手は出せそうになく、ちゃんとした文言で願いを叶えていれば、早々に最悪の事態に至ることはなかったかもしれない。
もっとも、そんな器用な願い方をしなかった事実が、景和の人物像を良くも悪くも端的に表していると言えるだろうが…。
関連タグ
ジャマトグランプリ∶人間を襲って不幸にするゲーム。こちらの主な参加者はジャマト。