概要
1990年4月に登場。前代未聞・掟破りの3ローターのロータリーエンジンを搭載した2ドアクーペだった(2ローターのロータリーエンジンを積んだものもラインナップに存在してはいた)。
マツダはこの頃、マツダとフォードの他、アンフィニ、ユーノス、オートザムといったブランド展開をしており、4代目はユーノスブランドのフラッグシップと位置づけていた。
また、TBS系列局で放送された萩原聖人主演のアクションコメディドラマ『俺たちルーキーコップ』にも“出演”している。
だが、バブル崩壊のあおりを受けて車の売れ行きが鈍った事に加え、マツダおよびフォード以外のブランドが全く浸透せず、その上このコスモ自体ロータリーエンジンならではの欠点である燃費の悪さが、3ローター故にものすごくなってしまった(一説によれば市街地で良くて1リットルあたり3キロしか走らない。燃費の悪さで悪評高いアメ車も真っ青)。
結局1995年8月に製造を打ち切った。そして1996年6月には在庫が尽きたことで販売も終了した。奇しくもこの年、マツダの救世主となった「二人」が現れた。初の外国人社長のヘンリー・ウォレスと、初代デミオであった。
関連タグ
表記揺れ:ユーノス・コスモ