概要
1992年4月から7月半ばにかけ、TBS系列局で放送された。
南関東地方のとある大都市に存在する中浜警察署の警ら課に配属された若い警察官達が、事件に巻き込まれていくが故の七転八倒振りを描いた。
そしてその若い警察官達に、一匹狼気取りの若い刑事と、それにくっついて回る女刑事が絡んでいく。
元々は全20話で作られるつもりだったが、火曜ワイドスペシャル(フジテレビ系列局)、NHKヒットステージ(NHK総合)、「八百八町夢日記」第2シリーズおよび東京ドームからのセ・リーグ中継(日本テレビ系列局ほか)に全く歯が立たず、全14話で終了するハメになった。
登場人物
荒谷健(演:萩原聖人)
とある地方から南関東地方に1人で移り住み、警察官になった。
高校生の頃は喧嘩に明け暮れていたチンピラであった。反抗心が強く、何かとつけて先輩の矢部刑事に噛みついている。
ただ心根は悪くなく、思いやりがありすぎる面があるため、現実の非情さにうちひしがれることもしばしばで、「ポリ公になんかなるんじゃなかった」と吐き捨ててしまったことがある。
矢部良(演:仲村トオル)
中浜署刑事課の一員。
頭が良く、推理力も抜群なのだが、同僚達とは距離を置いた上で行動している。ただ、荒谷をはじめとする若い警察官を顎で使うことがしばしばあるのだが、彼らの長所や特技を把握した上で活用している。
血の気にはやる荒谷達を牽制しつつも、結局は彼らに手柄を立てさせてあげる事がほとんど。
彼もまたとんでもないヤクザ者だったが、とある刑事に救われたのが元で警察官、さらには刑事になった。
ユーノスコスモを乗り回し、乗りこなしている。
末松美奈子(演:鷲尾いさ子)
矢部にくっついて回ることが多い女刑事。矢部からは「美奈子」と呼んで欲しいのだが肝心要の矢部は彼女のことを「末松!」と呼んでおり、その事でやや苛立っている。
元々はいい歳して不思議ちゃんなキャラであったが、周囲にロクな奴がほとんどいなかったからか、だんだんとまともなキャラに成長していく。
西山幸雄(演:榊原利彦)
荒谷の同僚。荒谷とつるむことが多い。
実は実家は解散したもののヤクザをやらかしていた。そんな事もあってか結構腕っ節が立つうえ、裏社会のことをよく知っている。
警察から人材を引き抜き、実家の組を復活させようという、ある意味傍迷惑な野望を抱いちゃっている。
蜜小路静香(演:森川由加里)
中浜署警ら課の事務を担当する警察職員。
似顔絵の達人ではあるのだが、日頃はブランドファッションに身を包み、男あさりをやらかしている困った姉ちゃん。これには上司の等々力ですらドン引きしまくっている。
等々力保夫(演:渡辺徹)
中浜署警ら課課長。
荒谷をはじめとする若い警察官達のことを、冷ややかかつ生暖かく、そして優しく見守る。
どこぞの警察署の、ラグビー選手あがりの刑事に似ているが、気のせいである。
祝幸之助(演:中条静夫)
中浜署警ら課の若い警察官達のたまり場と化してしまっている酒場「錨」のマスター。
破天荒な警ら課の連中に呆れつつも、彼らに知恵や情報を授けている。
若い頃は私服警備員派遣会社に勤めていたとか、いなかったとか。