概要
山の民(サンカ)の子供。他の死刑囚たちと異なり、本人は罪を犯しておらず、
幕府に帰順しない山の民であるからと言う理由で村を滅ぼされ、自身も死刑囚となった。
事の発端が自身が侍を助けようとした(サンカの民の討伐に来た侍を、道に迷ったと誤解して保護のため村に案内した)ことであるため、内心強い罪悪感を抱えている。
監視役の典坐には男の子だと思われていたが実は女の子であることが判明し、それ以降は「ヌルガイくん」ではなく「ヌルガイさん」と呼ばれている、純粋な心の持ち主。
生き延びてサンカの血を絶やさぬことか、償いのため死すか迷っていたところを、自分を案じた典坐の熱い言葉に死にたくない本音を口にし、生きる決意を固める。そのことで典坐に好感を抱いて生き延びたら婿になれと言い、彼の行動も好意的に接するようになるが、島の異変から侵入者の排除に来た天仙と交戦。士遠と合流するも、典坐は自分たちを逃がすため犠牲となり、士遠と共に復讐と生還を目的に他の上陸した者達との合流を目指す。