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狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なりの編集履歴

2023-08-24 23:28:49 バージョン

狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり

きょうじんのまねとておおじをはしらばすなわちきょうじんなり

『徒然草』85段にある一文。

概要

「狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」とは、『徒然草』85段からの引用である。


本段の主題は「僞りても賢をまなばむを賢といふべし(偽物でも賢人の真似をしたら実際賢人)」というところにあり「狂人の真似とて〜」はその導入でしかない。

原文

人の心すなほならねば、僞りなきにしもあらず、されど自ら正直の人などかなからむ。

己すなほならねど、人の賢を見て羨むは世の常なり。

いたりて愚かなる人は、たまたま賢なる人を見てこれを憎む。

「大きなる利を得むが爲に少しきの利を受けず、僞り飾りて名を立てむとす。」と謗る。

おのれが心に違へるによりて、この嘲りをなすにて知りぬ。

この人は下愚の性うつるべからず、僞りて小利をも辭すべからず。假にも賢をまなぶべからず。

狂人のまねとて大路を走らば、則ち狂人なり。惡人のまねとて人を殺さば、惡人なり。

驥きを學ぶは驥のたぐひ、舜を學ぶは舜の徒なり。僞りても賢をまなばむを賢といふべし。


(徒然草 85段より引用)

狂人の真似をしたら実際狂人

ナムサン! 何たる場当たり的な行動であろうか?! 皆さんも平安時代の剣豪にして哲学者ミヤモトマサシが残した「狂人の真似をしたら実際狂人」のコトワザを想起せずにはいられないだろう! だがこれも、教育や道徳や治安が頽廃しきったマッポーの世においては、チャメシ・インシデントなのである!


小説『ニンジャスレイヤー』のエピソード「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」に登場した一文。

ヤクザ天狗の初登場話として知られているが、この一文が指しているのはニンジャを語ってケチな強盗を繰り返していたマズダ三兄弟の行動である。


薬物による一時的な狂気に身を委ね、無計画な強盗を繰り返して警察に追い回されて廃ビルの屋上に逃げ込み、本物のニンジャのような超人でもないのに隣のビルに飛び移ろうとするのは、まさに狂人の真似をする狂人としか言いようがない。

だが、こんな光景もブッダが寝ているとしか思えないマッポーの世においては、チャメシ・インシデント(日常茶飯事)に過ぎないという。

関連タグ

徒然草

意識高い系 ことわざ

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