概要
ギネヴィアとは、『Fate/staynight』を始めとしたFateシリーズに登場するセイバー兼アーサー王ことアルトリア・ペンドラゴンの王妃(妻)である。
Fateシリーズにおいてのアーサー王であるアルトリア・ペンドラゴンはギネヴィアを妻として娶ったが、それは王と王妃というシステムに過ぎなかった為、愛し合った仲というわけではなかった。自身の夫が女性であることを知ってもそれを受け入れて夫の助けになるように努めたが、王であるアルトリアにはそれは不要であった事と自身はただの王妃というシステム(道具)でしかなかったことに悲しみ涙を流したギネヴィアを見て、アルトリアの親友ランスロットがギネヴィアをその悲しみから救う為に不貞を働いてしまう。こうしてランスロットとギネヴィアの不倫は円卓崩壊のきっかけとなってしまった。
彼女はその後、ランスロットと幸せになれたのかは定かではない。アーサー王(騎士王)の王妃としての運命に翻弄された悲しき人物である。
※画像のはイメージであり、キャラデザはハッキリとは描かれていない。しかし、『Fate/Zero』の漫画版では顔は影に隠れて見えないが長髪の女性で描かれている。
関連人物
騎士王ことアーサー王である夫。
彼(彼女)が女性であることを承知の上で結婚し妻として夫の助けになろうと努めたが、彼(彼女)にはそれは不用であった事と、自分はただの「王妃」というシステム(道具)でしかなかったことに悲しみ、やがてランスロットとの恋により夫を裏切ってしまう。
夫であるアルトリアの親友。
自身の存在意義に深い悲しみを抱き涙を流していたところ、優しく接してくれた彼に恋をし不貞を働いてしまう。
アルトリアの側近であり右腕。
我が王であるアルトリアを裏切りブリテンを破滅に導いたきっかけを生み出したのと、実の母モルガンの醜悪さに負けず劣らずの行為をした為、アグラヴェインは酷く彼女を憎み罵詈雑言を浴びせた事でランスロットに殺されてしまう。
ブリテンを乗っ取ろうと企む夫の姉。
モルガンはブリテンを乗っ取るために、アルトリアを魔術で男体にして誘惑した際に妻であるギネヴィアの姿に化けた。こうしてアルトリアとモルガンの間にモードレッドという息子(娘)が産まれた。
夫の息子(娘)。
自身の姿に化けたモルガンが夫アルトリアを男体にして誘惑したことで産まれたホムンクルス。彼(彼女)は自身がランスロットと不貞を働いたことで円卓が混乱しその隙をついてブリテンを襲った張本人なので、意図せずとはいえ円卓崩壊の結末に加担してしまったという奇妙な関係。
余談
- ギネヴィアは漫画版『Fate/Zero』のランスロットの過去回想に涙を流した姿やアルトリアの隣にいる姿が描かれているが顔は描かれていない。長髪であることが分かるだけのキャラデザである。
- アルトリアは数々のシリーズで妻であるギネヴィアについて語らない為、アルトリア視点の彼女の詳細は不明である。また、FGOでもあまり語られていないが夏イベ『英霊剣豪七色勝負』にてアラフィフがランスロットを動揺させる為にチラッと彼女の名前を言った程度であり、ギネヴィアについてはFGOでもあまり言及がない。
- 『Fate/Zero』のDVD特典の短編アニメでアイリスフィールにランスロットが悩み相談をした際にギネヴィアより我が王の方が好きという問題発言をした彼が描かれて、つくづく彼女が不憫であった。