この記事には金色のガッシュ!!2のネタバレが含まれます。
概要
金色のガッシュ!!2に登場する謎の敵。
正確には、敵勢力の親玉であるべリエルの手駒として魔界を襲撃した尖兵達。
ガッシュが治める魔界を突如襲撃し、彼らから術を奪い取り(ガッシュの回想では、巨大な怪物が術そのものを魔界中から吸い上げていた)、残った魔物達を『狩り』と称して容赦無く攻撃している。
特徴
人間界で魔物狩りをしているメンバーは、基本二人一組で行動しているのが確認できる。
前衛役のカードと、それをサポートする魔術師のカードで構成され、魔物の術を封じ込めた瓶を扱う。
ベリエルと何らかの契約を交わしており、彼には逆らえず、反抗すると苦しむ描写がある。
能力
前述の術を封入した瓶を所持、または支給されており、状況に応じて使用する。
前衛となるカード達は戦闘能力が高く、何らかの能力を有している者もいる。
そこに奪われた術のサポートが加わると脅威となるが、心の力で術を行使している訳では無い為か、術の性能には限界が見られる。
見たことのある術から、習得済でも使う機会が無かったと思われる術が登場している。
一方魔術師のカードは、単独でも魔術を行使する場面があり、魔物の術とはだいぶ毛色が異なる。
そしてツーマンセルのカード達最大の武器が、合力と呼ばれる力。
これは魔術師のカードが瓶を割り、封入された術の力をパートナーのカードに合成。
合力を発動させる事で、取り込んだ術の力をラグ無しで使えると思われるが、禍々しい外見に変貌すると同時に双方に凄まじい負荷がかかり、使うだけでも命を削る正に奥の手。
この合力を使えばパートナーは確実に死ぬが、発動時に細工を施す事で魔術師が代償を肩代わりできる。
合力発動時には呪文を唱えるが、魔物の呪文がその術の性質、等級を示す単語が中心なのに対し、魔術師の呪文は非常に長く文章の様に複雑で、詠唱と同時に手で印を切るのが特徴。
また魔術師毎に流派があるらしく、詠唱も詳細が異なる。
正体
その正体はベリエルに縛られた魂。
ギルは生前は人間であった事をガッシュ達に暴露し、レビー・ジンクは過去の姿が現在よりも成長しており、一度死んで全く別の存在になった事が示唆されていた。
そして明らかになったのは、ベリエルと契約した魂が『カード』=手駒として蘇った存在、という情報だった。
知識の探究、家族との時間、更なる殺戮等、理由は様々だが生前の未練につけ込んで契約している。
またバリーがとあるカードを尋問した際、人間界・魔界にも存在しない国の名前が出ており、この事から複数の平行世界が絡んでいると思われる。
余談
ガッシュカフェでダウワンの口から異世界からの脅威と戦った事が明かされ、その際も術を奪われたらしい。
そして、本編でギルが前回も襲撃した事を仄めかしており、この事から千年以上前からカードとして活動している可能性がある。
ちなみに魔界の王の選定する戦いの情報も把握しているが、魔物達の強さについて表面的な部分しか見ていない。
簡単にまとめても
- 魔物を狩りの対象とする=基本的に見下している
- 「最後の10人」をマークしているが、ゼオンやバリーといった「最後の10人」に入ってない猛者はノーマーク
- 術単体の性能のみで使えるかどうか評価する
等の描写がある。
