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レペノマムスの編集履歴

2023-09-20 17:01:36 バージョン

レペノマムス

れぺのまむす

哺乳綱三錐歯目ゴビコノドン科

概要

1億2000万年くらい前(白亜紀前期)の中国・遼寧省辺りに生息していた原始的な哺乳類で、名前は「爬虫類のような哺乳類」という意味。

なお同じレペノマムスでもいくつか種類がいて、一般的なのは「ロブストス」という仲間。最近大型種の「ギガンティクス」が仲間入りした。

 

恐竜時代の哺乳類などネズミ程の大きさがほとんどで、近縁のゴビコノドン(当時としては大型サイズの哺乳類)でさえ精々40~50センチだったのだが、レペノマムスはなんと体長60~104㎝に達し、ネズミどころか犬くらいのサイズであった。

 

それだけの巨体に加え、臼歯がなく大きく尖った前歯、大きな下顎を持つことから捕食性の肉食動物だったと考えられており、時には小型の恐竜も狙ったようだ(実際プシッタコサウルス幼体を食べたらしき化石も見つかっている。大きさは推定20センチ)。

 

それまで「初期の哺乳類は恐竜等に生活の場を制限されていて、比較的安全な夜間や植物等を食べる、文字通りの"日陰者生活"を送っていた」と考えられていたが、この発見により「恐竜の天下でも生存域は多様であった」と考えられるようになった。

 

だがそんなレペノマムスもより進化した後輩たちにその座を追われることとなり、彼が属する三錐歯目(さんすいしもく)は白亜紀の終わりとともに全滅した。そのため現代に彼らの末裔はおらず、カモノハシハリモグラよりも原始的なグループであったと位置付けられている。

ちなみに三錐歯目には胎盤がなかったため、子供ではなくタマゴを生んでいた。

 

関連タグ

哺乳類 三錐歯目 ゴビコノドン

絶滅した哺乳類の分類の一覧

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