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飾り職人の秀の編集履歴

2023-09-29 22:10:30 バージョン

飾り職人の秀

かざりしょくにんのひで

必殺シリーズの登場人物。

演じた俳優は、三田村邦彦

飾り職の秀、あるいはかんざしの秀と表される場合もある。


人物

『必殺仕事人』第一シリーズより登場した、(かんざし)などを作る飾り職人。職人としての腕は確かなようだが、自分が気に入った仕事でなければ引き受けない。

主水たちと出会う前にも裏稼業を行っていた時期があり、一時期足を洗っていたが、惚れた女性の命を奪った悪人を始末すべく成り行きで手を貸し、その後紆余曲折の末に彼らの裏稼業に加わった。

登場当初は若さゆえ熱くなりやすく、暴走し主水や左門からぶたれたこともあった。しかし幾多の経験を経たことで西順之助が登場する頃には落ち着いた性格となっており、かつてとは逆に仕事人として未熟な順之助を叱責する立場にもなった。

困った人を放っておけない性分であり、これが原因で事件に巻き込まれてしまったケースもある。


気さくな性格ながら妻子を持たない独身者である一方、『必殺仕事人Ⅳ』では訳あって天涯孤独の身になってしまったお民(演:林佳子)という少女を引き取って育てており、良き父親としての顔も見せていた。裏稼業仲間の左門とは家族ぐるみの付き合いであり、そんな彼の生きざまを見てきた当人なりに思う所もあったのかもしれない。


殺し技など

専用の小さな道具で相手の急所を刺す。登場当初は工作用の(のみ)を用いていたが、『仕事人』第一シリーズ中盤から飾りのついた特製の簪を用いるようになった。とどめへのつなぎとして不意打ちの上での格闘も用いており、その腕っぷしたるや侍であっても圧倒し仕留めてしまうほど。殴ったり蹴ったりして後ろを向かせてから首筋を刺すケースが多いものの、場合によっては脳天や眉間・心臓などを狙い仕留めることもある。

また、上述の高い身体能力を活かし、標的の始末のみならず相手の偵察や追跡などを担うことも少なくない。


余談

秀は当初、『新必殺仕事人』の最終回で殉職する予定であったが、あまりにも人気だった為にそのまま続投。『必殺仕事人Ⅳ』まで立て続けに登場したのち『必殺まっしぐら!』で主役を張り、その後も劇場版に頻繁に姿を見せ、最終的に『必殺仕事人・激突!』の最終回で江戸を去るまで長く活躍することとなった。

ちなみにこの結果、演者の三田村が『新必殺仕事人』放送当時レギュラー出演していた『太陽にほえろ!』についてスケジュールの都合で降板せざるを得なくなっている。


関連項目

必殺仕事人

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