概要
命曰く「力無き者、勇気無き者の為のGストーン」。『G』の文字が鏡像反転しているのが特徴で、鍵の役割も果たす。
Gストーンは持ち主の感情、特に勇気に感応して無限の高出力を得られるが、情緒に左右されやすく勇気が絶たれると効力を失う。滅亡に瀕した三重連太陽系では、その感情を保有する人間は限られており、対ゾンダー用兵器の動力炉には「誰が用いても一定の効果を発揮できる」のが絶対条件であった。
そこで提示されたのが、感情に感応する性質を除去し、定量の出力を維持し続ける亜種の開発である。性能面では原型は元より、Jジュエルさえ凌駕する。そのかわり、『単体では出力を大きく上げることが出来ず、無理に引き上げると損壊する可能性がある』『ジェネシックオーラを受けると弱体化する』という弱点ができてしまった。
しかし、ゾンダーの侵攻が予想以上に早く、十数個の試作品だけが製作され、搭載される機動兵器も完成しないまま、緑の星の機界昇華が完了する直前に、何者かによって持ち去られたという。
その後の記録は存在しないが、三重連太陽系再生プログラムである「ソール11遊星主」に動力源として搭載されていた。
ちなみに「ラウド（laudo）」とは、「いいぞ」「賞賛」という意味のラテン語。
