ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

ブルーアーカイブ作中において、「ゲマトリア」は異なる二種類の組織を指す名称である。

現ゲマトリア

メインストーリーVol.1「対策委員会編」、Vol.3「エデン条約編」などに登場する、ストーリーにおける黒幕的存在。

主人公である先生同様に「キヴォトスの外」から来た存在であるらしい、謎の集団だが、黒服曰く先生とは異なる領域の者。もともと別の姿を持っていたが、何らかの理由で異形の姿となっているようだ。

物語開始時点でメンバーは4人(厳密には5人)。目標や探求方法など、各々の考え方は異なっているが、どうやら『色彩』と呼ばれる謎の存在に対抗するために、キヴォトスの世界で神秘を手に入れ、解明しようと暗躍している。神秘の探求・研究のためならば、あらゆるものを利用する。

メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点編」にて「色彩」の襲撃を受け、メンバーは負傷。今まで入手した様々な武器や秘儀などを奪われて一時的に組織を解散することになる。

旧ゲマトリア

現ゲマトリアのメンバーである黒服によると、遥か昔、キヴォトスには神を再現するためにAI開発を行う研究機関が存在しており、その研究に対して援助活動を行っていた組織が『ゲマトリア』を名乗っていた。しかし、計画が頓挫し組織が解散した後に、黒服達がその名前だけを拝借して使っているという。

このため、過去にキヴォトスで活動していたゲマトリアと、主人公である先生と対峙している現ゲマトリアは本人たちの言葉を信じるならば特に関係の無い別物である。

当記事では特別の註記が無い限り後者(現在のゲマトリア)について解説する。

主要人物

黒服

黒いスーツを着た謎の存在。

詳細は個別記事にて。

マエストロ

タキシードを着た謎の存在。

詳細は個別記事にて。

ベアトリーチェ

貴婦人の様な謎の存在。

詳細は個別記事にて。

フランシス

「あまねく奇跡の始発点編」に登場する、正面を向いた不気味な顔の肖像画。

詳細は個別記事にて。

ゲマトリアと関連する者達

デカグラマトン

人の手で新たな神を再現するという理念のもと、とある研究機関によって作られた超人工知能。旧ゲマトリアが技術協力していたものの、理由は不明ながらプロジェクトは頓挫。

施設ごと廃棄されたのちも単独で演算を続け、長い年月を経て神の存在の自己証明に至る。

自らを「音にならない聖なる十の言葉」と称し、自身の信奉者となるセフィラから採られた10人の預言者と接触し、パスを拓いた。

この人工知能らは機械でありながら、キヴォトスにおける生徒たちと同じように頭上に光輪を持っているが……

(……というのは黒服が語った内容に基づく説明であり、後に別シナリオで描かれるデカグラマトンの出自においてはやや異なった内容が登場する。単に黒服の説明が間違いを含むのか、より込み入った事情があるのかについては現時点では不明)

いずれにせよ、黒服の言葉を前提とする限りにおいて、デカグラマトンと黒服らゲマトリアは起源においても現在においても直接の協力関係は存在しない。純粋に黒服個人が各預言者のパスの確保を目的としている模様。

作中で「パスの確保」について詳細は説明されないが、文脈や後の描写を踏まえると「必要とあらば操れる手段/経路の確保」を指す言葉であったと考えられる。

現時点で作中にて登場している預言者の名前はケテル、ビナー、ケセド、ホド、マルクトの系5体。このうちビナー、ケセド、ホドは総力戦ボスとして登場し、ケテルも特殊作戦や最終編一部ステージにてボス級エネミーとして出現している。マルクトについては出現を予言されたのみであり、2023年現在具体的なデータは未登場。

なお、特殊作戦「デカグラマトン編」のゲーム内UIから確認可能なセフィロトの形状は現実で用いられるそれと概ね一致している。したがって残るセフィラのうち現実での扱いにほぼ揺れがないコクマー、ゲブラー、ティファレト(ティフェレト)、ネツァク、イェソドについても後々預言者の自称として登場すると予想されるが、2023年現在の作中では名前すら出ていない。

ミメシス

複製を意味する言葉であり、マエストロからは「根源の感情のレプリカ」と呼ばれる。

メインストーリーにおいてはこのミメシスの力で観測した“神秘”の裏側である“恐怖”を生きている生徒に適用できるかを実験するつもりだったことが黒服により語られている。

シロ&クロ

スランピアに廃棄されたドール達に、人々の「幸せ」や「歓喜」といった感情の残滓が宿った結果生まれた。

総力戦のボスとして登場しており、各種スキル名を見る限り二人ともハイテンション気味の性格らしい。

ユスティナ信徒

センシティブな作品

自然発生した(と思われる)シロ&クロとは違い、アリウスと取引を行ったマエストロによって作製されたミメシス達。元となったのはシスターフッドの前身にあたる分派、ユスティナ聖徒会の信徒達。

「エデン条約」という戒律の守護者、そしてアリウスと深い関わりを持つベアトリーチェの戦力として先生たちの前に立ち塞がった。

2023年の水着イベントでは水着姿のユスティナ信徒がエネミーとして登場した。

バルバラ

センシティブな作品

ユスティナ聖徒会において最も偉大と謳われた聖女のミメシスで、ベアトリーチェの切り札。

ガトリングと巨大な砲台をそれぞれの手に持っており、圧倒的な戦闘力を誇る。

聖徒の交わり(Communio sanctorum)

複製(ミメシス)で完成された存在達で制作にはマエストロが関わっている模様。現状では3期が確認されている。元々ゲマトリアは「崇高」の顕現を目指していたものの、「崇高」の持つ「神秘」と「恐怖」という二面性のうち、「恐怖」にしか近づくことが出来ず、その「恐怖」も複製に過ぎなかったという結果に陥ってしまった。

そのため別のアプローチが行われた結果、「崇高」とは異なる古の教義を利用して別の角度から「崇高」に近づこうとすることになった。結果、受肉は成功し「聖徒の交わり」が顕現した模様。

ヒエロニムス

マエストロ曰く、「聖徒の交わり」を率いる受肉せし教義

トリニティの地下に封印されていた太古の教義の神秘からマエストロが作り出した人工の天使で、最初の成功例。

総力戦ボスの一体だが、現状では唯一メインストーリーにも登場しており、更にメインストーリーでは珍しく固定パーティーではなく手持ちのユニットを編成する戦闘となっている。

ちなみにメインストーリーで登場したものは不完全なものとの事で、実際総力戦の時と比べると攻撃がかなり手ぬるい。

アンブロジウス

一応「聖徒の交わり」ではあるのだが、マエストロ曰く失敗作の模様。

しかしそれでも並大抵のミメシスを凌駕する力を持っており、メインストーリーだけでなくイベント、通常任務等複数の任務においてボスユニットとして度々先生達に立ち塞がる。

グレゴリオ

メインストーリー内にて言及があった存在。その時点ではまだ(シナリオ上の設定においても、おそらくゲーム制作においても)準備が終わっていなかったが、どうやら完成に漕ぎ着けたらしく2023年7月5日から開催される新総力戦にて登場。

指揮者とピアノ演奏者という二つの肉体を持ち、どちらも首がないという他の「聖徒の交わり」以上に異形の見た目をしている。

多数の聖歌隊を召喚・使役する能力を持ち、音楽を用いて攻撃を仕掛けてくる。

止め処無い奇談の図書館(The Library of Lore)

ゴルコンダから「希有なテクストを持ちうる記号」と呼ばれる、噂や都市伝説といった本来無意味な話題が自ら「崇高」の境地へと至り具現化した存在。

曰く、「神秘」も「恐怖」も無いままに胎動した新たな「崇高」とのこと。

ペロロジラ

「ペロロジラのぬいぐるみを輸送していた船が沈没してしまい、市場に出回ることが叶わなかった」という都市伝説が具現化した存在。

ふざけた見た目をしているが具現化した方法が方法なのでその脅威度は折り紙付きであり、最終編に連動するイベントF.SCT攻略戦シナリオ中に登場した際も同時出現した他の脅威(ボス)とは別格、キヴォトスの通常戦力では対処困難な危険度として描写されていた。

ゴズ

スランピアのアミューズドールで、外観からわかる通りマジックショーを行なっていた。

ミメシスで顕現したらしいが、前口上を担当しているのがゴルゴンダであることに加え、彼の発言からゴズに関する都市伝説が存在していた可能性があるため、現時点では「止め処無い奇談の図書館」に分類されるという説が有力。