ティコ(グラブル)
てぃこ
フレーバーテキスト
若き医者は旅の傍ら、大いなる杖の力を以って幼き魂を救済し、一つになった。
人命を救うという旅立ちの初志に、煮えたぎる復讐心が加わる。
少女を待ち受けるのは光か闇か。あるいはまた別の運命か。
概要
レアリティ | SSR/水着/ハロウィン |
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属性 | 光/土(水着)/闇(ハロウィン) |
タイプ | 回復 |
武器 | 杖 |
種族 | エルーン |
年齢 | 19歳 |
身長 | 162cm |
趣味 | ダイエット(するとは言っていない) |
好き | 医学書を読むこと |
苦手 | 苦い薬 |
CV | 南條愛乃 |
ちょっと肉付きのいい外科医。
レジェンドガチャで「ランセット」を入手すると通常Ver、時期限定ガチャで「サマーヒーリング」を入手する事で水着Ver、同じく時期限定ガチャで「シリンジ・オア・トリート」を入手することでハロウィンVerが加入。
回復魔法を扱うだけでなく、医者としての技術も持ち合わせる魔法外科医。
感覚を麻痺させる魔法を麻酔の代わりに使って自分自身の手術を行うという離れ業もこなす。
「ナビス」という組織を追っていろんな騎空団を転々としてきた。
「アスクレピオスの杖」を持ち歩いている。これは家に「医療の象徴」として代々伝わっていて、ティコの魔法の才能を見た両親が持たせたもの。ティコ曰く「私の考えた通りの魔法を扱える」らしい。
ぐらぶるっ!
第1820話「ティコ登場編」で初登場。
ツッコミのし過ぎで見たこともないケガをしているカリオストロやカタリナの料理を摂取したヴィーラと、謎の症状の多すぎな騎空団の面々に対峙したことによるストレスで太った。
第1890話「プロ指導ダイエット編」ではクリスティーナのアドバイスでジュエルリゾートの覆面デュエリスト『マスク・ド・外科医』として活動をする。しかし、彼女から教えてもらった技が何故か腕ひしぎ十字固めやフランケンシュタイナーといったふとももを使った技ばかりだったという。
第1959話「ランドル回復編」ではラガッツォとの戦闘で負傷し、絶対安静なランドルが「栄養補給」のために食事をしている所に登場。「そんなに食べて足が太っても知らないし」と言及したところ、そのランドルのリアクションが……。
第2005話「肥えるカシウス編」ではラーメンイベという事もあり、食べ過ぎで太ってしまったカシウスがダイエットをすることになる。そこへリルルがダイエット法を教え、更にティコも手伝う事となった。オチに関しては(一部で)シナリオ通りではあるのだが、そのティコの反応は…。
第2296話「禁忌の黒プロテイン編」では、とあるヒャッハーな人がカイムとヴァイトに黒プロテインを薦めようとしていた所をフィオリトが呼び止めた。その後、フィオリトが解説として呼んだのがティコだったのだが、とある部分を見て「黒プロテインの影響か?」と突っ込まれたことに対し、「そうだし!!」(原文ママ)と答えた。実際は……。
第2334話『ドロッセルの教養編』では自身の出番がないシナリオ関係だが、シルフがビィの「実家が太い」という発言を受けてのイメージ画像に合わせるような形で登場。実際に言葉の意味をシルフに教えた。間違っても物理的に実家が太いわけではない。
第2357話『悩むデリフォード編』ではティコ本人も登場するおじさんサウナ世界関係のシナリオで、デリフォードの妄想の中でかなり不適当な発言をしていたりするが……これと同じことはシナリオ中でも言及している。その結果、デリフォードはジンを呼び寄せてしまった。
性能
恒常SSR
奥義
オペラチオーネ・プルガトリオ | 光属性ダメージ(特大)/光属性キャラにワクチン効果(ターン終了時に弱体効果を全て回復) |
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アビリティ
アネステジア | 光属性キャラを特殊強化(攻防UP)/ターンダメージを軽減 |
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イニエツィオーネ | 敵全体に光属性ダメージ/自分の回復性能UP/即座に奥義発動可能 |
アシステンツァ | 集中治療状態になりターン終了時に光属性キャラのHPを回復/弱体効果を1つ回復 ◆集中治療中通常攻撃をしない/再使用で解除 |
サポートアビリティ
魂を繋ぐ魔杖 | 敵が特殊技を発動時にイニエツィオーネが発動/アネステジアの再使用間隔を2ターン短縮 |
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空の配剤 | バトル開始時にオールポーション1個追加 |
その性能はざっくり説明すると『光属性限定の回復+奥義周回編成』のメインとなりうる人物。奥義の効果で弱体効果を除去不能の物以外は全て回復し、集中治療モードではターン終了時にパーティーのHPを回復させて戦線を維持するのがメイン。ウェポンバーストを兼ねる2アビもサポアビで自動発動可能なので、思っている以上に奥義を連続で撃ってくれるのも大きい。回復役としてフルで活用したい場合は、回復上限アップのスキルを持った武器を編成したいところ。
実際、バレンタイン版アグロヴァルやネハンと組ませる実用的な編成も存在し、2021年9月の『バブ・イールの塔』では開催時期に更新されたガチャのピックアップ、2022年7月21日付の『ドレッドバラージュ』連動のガチャピックアップに選ばれているのを踏まえると、その能力の高さがわかるだろう。
2023年1月25日のアップデートは、「集中治療中の奥義ダメージ上限アップ」という新規アポアビを得た。ティコの場合は集中治療モードで回復専念するか治療なしで戦闘参加させるかの二択で運用する事になり、どちらをメインにしているかによってフルに割り振るかどうかを決めるのがいいだろうか。
水着SSR
奥義
フィオーレ・サルヴェッツァ | 味方全体のHPを回復/バリア効果/ワクチン効果(ターン終了時に弱体効果を全て回復) |
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アビリティ
フレボクリーシ | 土属性キャラのHPを全回復 |
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プレスケツィオーネ | 味方単体を復活 |
ファルマチスタ | 敵全体の強化効果を全て無効化◆経過ターンが10ターン目以降の時、無効化に成功した数に応じて土属性キャラに強化効果 |
サポートアビリティ
浜辺の救護室 | チェインバースト発生時、土属性キャラの弱体効果を1ターン短縮◆自分がサブメンバーにいる場合でも発動 |
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バカンスの処方 | バトル開始時にオールポーション1個追加◆自分がサブメンバーにいる場合でも発動 |
ハロウィンSSR
奥義
インフェルノ・インフェルミエラ | 闇属性ダメージ(特大)/闇属性キャラにバリア効果/ブロック効果 |
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アビリティ
アロウィーン・ルーチェ | 敵全体に闇属性ダメージ/自分が即座に奥義発動可能/闇属性キャラの被回復上限UP |
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ソスタンツァ | 闇属性キャラにガッツ効果/ソスタンツァ効果◆対象の最大HPが10%減少(最大90%減少) |
ストラーナ・ドルチェ | 闇属性キャラのHPを犠牲にして刺激剤効果(3回)◆ターン終了時に刺激剤を1消費することでHPを現在値の20%消費して自分に強化効果を付与/3回目の時、代わりにHPを回復 |
サポートアビリティ
採血の時間だし! | 敵が特殊技を使用時にアロウィーン・ルーチェが発動/闇属性キャラの回復性能UP(累積) |
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血みどろナース | バトル開始時にオールポーション1個追加◆自分がサブメンバーにいる場合でも発動 |
季節限定イベント
2021年のハロウィンイベではキャラクターごとの1年目イベントが追加され、屋台が気になりつつも……団長と共に町へ出向くことになる。
2022年に実装されたバレンタインでは、出張往診と言いつつもチョコをくれる。そのリアクションは…。
ホワイトデーに関しては、バレンタインの一件もあってかチョコを催促しているようにも見えなくもない。
タグに関して
ティコタグのみで登録されているケースがあるが、同名人物(神撃のバハムートにも存在)や「七つの海のティコ」の略称タグなどでも使用されているため、グラブルに関してはマイナス検索の観点から、こちらを使用することを推奨。
関連タグ
マリー:フェイトエピソードに登場
ランドル:Marionette_Starsで邂逅。
元帝国軍人のおじさん(37歳)がサウナを通してととのいの世界をめぐる話
ルドミリア:彼女の笑い病(?)に関しては、ティコも若干お手上げ気味であることが2022年ハロウィンイベで語られた。
以下フェイトエピソードのネタバレ
過去
「ナビス」という組織を追い、様々な騎空団を転々とする前のティコは人々を癒す旅をしていた。その最中、とある島の山間にある小さな村に訪れ、医者としてしばらく滞在することにした。「アスクレピオスの杖」を使った魔法による治療はあっという間に村中に広まり、たちまち「名医」として村の人たちから親しまれるようになった。
中でも特に親しかったのは、シャノン(CV:白石晴香)という幼い女の子。かつてティコに怪我を治してもらった彼女は「いつかティコのような医者になって、ティコと一緒に外の世界を見てみたい」という夢を持つようになった。そしてその度にティコは「まだ旅はしないし、医者になるには勉強が必要」と諭していた。そんなやり取りを交わしながらも、2人は友達のような関係を築いていた。
そんなある日、見知らぬ男が診療所にやってきた。彼は村の人ではないものの、腕から骨が飛び出るほどの大怪我を負っていた。それを見過ごせないティコは、いつもの通りに治療した。しかし彼は自分の折れた腕より、ティコや「アスクレピオスの杖」に興味があるような素振りをしていた。
それからすぐに、村人たちがやけに怪我をするように。原因は様々で村人たちは自分の不注意と感じていたものの、頻発する事にティコは違和感を感じ、調査を始める。
すると、夜な夜な村に細工をしている人影を見つけた。
それはいつしか腕を治した、見知らぬ男だった。
村の人でもないのに何をしているのかと問いただせば、
彼は「私は村の人間、家庭もある」と言う。
彼に招待され家に入ると、そこに居たのはシャノンとその母だった。元々仲睦まじい家庭で、シャノンの父もいた。しかしそこに父の姿はなく、男がその代わりになっていた。
男は「何もおかしいところはない」と言うが、ティコは「2人が極度の緊張状態にある事」、つまりこの男に恐怖を植え付けられ、洗脳されていたのを表情の固さや呼吸の浅さ、脈の早さから見抜いていた。
ティコは「アスクレピオスの杖」を振るい、2人の洗脳を解く。すると母は精神を壊し、シャノンはティコに助けを求める。
男に何をされたのか。ティコは2人に聞こうとした時、男は「せっかくいい家族になれると思ったのに」と言う。その言葉に困惑するティコをよそに男は、シャノンの母の首をはね、シャノンの胸に短剣を突き刺した。そして男は
「穏やかな田舎暮らしに憧れていたのに、残念だ」
と捨て台詞を吐きながら家を去った。
ティコは咄嗟にシャノンを抱き寄せるも、シャノンはすでに動かなくなっていた。しかしその時手に持っていた杖に、普段はないぬくもりを感じた。そしてティコは、杖がシャノンの魂をつなぎ止めていることを理解した。しかし、その魂を元の肉体に戻そうとすれば、傷を塞ぐまでの時間で魂が消えてしまう。だが杖から魂を「容れもの」に移さなければ、魂をつなぎ止めることはできない。「容れもの」に困ったティコは、シャノンの魂をつなぎ止めるために自らの体を「容れもの」に、つまりシャノンの魂を自らの体に移植した。
そしてティコは、シャノンのこれまでを追体験する。
シャノンが男にされたこと。それは家族の振りをするよう洗脳されたことに加え、父を殺された挙句その肉を食べさせられたこと。ティコはこれを理解してしまい、思わず嘔吐した。と同時に、ティコは「ナビス」の存在、その活動目的が「空に散らばる武器を集め、その武器が示す座標にいるだろう星晶獣と会う」という事、その武器のひとつが「アスクレピオスの杖」である事、そして男は「フェルディナンド」という名前である事を知る。
男を追うため外へ出ると、村では火事が起きていた。その最中1人たたずんでいる男を見つけたティコ。彼と戦闘になり手負いにしたところで、シャノンにした事を問う。すると男は
「自分ひとりで食べろってことだろう?でも量が多すぎて……」
などとトンチンカンな返答。さらに男は
「子供の頃、好きだった女の子が犬好きだったから、私も犬好きになってこっそりその犬を殺したんだ。彼女の寂しさや辛さに寄り添い、慰められるように」
と異常なことを言う。
その発言に困惑する中、負わせた傷が痛むと男は言う。ティコはこれに対しつい戦闘態勢を解いてしまう。だが傷が痛むというのは嘘で、ティコが油断した隙に男は逃走する。
その後火事は村の一部を焼いたものの、朝方に鎮火。ティコは火事で怪我をした村人たちを手当したが、肝心の診療所が焼けてしまった。加えて「ナビスを追い、シャノンの仇をうつ」という理由もできた為、ティコは村を出る。
さあ、行こう。
例の武器を追えば、きっと手がかりはあるし。
なお、「〜だし」という特徴的な語尾は元々はシャノンの口癖であり、それまでティコの口調は「〜です」「〜ます」系の丁寧語だったが、シャノンの魂と融合した結果、変化したものである。
性格と声色も僅かに変わり、今(融合後)のティコは融合前の時よりも明るく活発な雰囲気になり、声色は高くなっている(声優の演技もあって、上述の「あるし」の所で変わっていく瞬間を聴き取れる)