…だって、俺よりうまい奴がいねェーんだもん!!
-公儀首打役櫛灘イサギ、慈悲の一刀仕る。
概要
櫛灘イサギとは星野真による漫画「竜送りのイサギ」の主人公である。
"斬聖"と渾名されるほどの首打の腕前と、人類最強の男に認められるほどの剣才、そして罪人達への慈悲の心を持つ。
人物
出自
罪人の子として生まれ、流刑地「陵獄島」から一生出られないと言われ育てられた。現在は首打役(首切りの執行人)であり、島の人間からは忌み嫌われ蔑まれている。
陵獄島では基本的に僧侶達と同じ精進料理しか食べられず、「肉どころか餅すら」食べたことはほとんど無かった。みたらし団子を「天上の食い物」と称する。
容姿
まだ少年のため体格は小さい。
若白髪で中の後髪のみ黒。左の額に三日月形の傷がある。イラストによって瞳の色は黒だったり藤だったりする。初期設定画では青緑。
首打としての服なのか常に着物の色は白。首と手首に白い布のようなものを巻いている。
髪が長いためか3話のお風呂回まで女性だと思っていた読者が一定数いた(作者の前作「ノケモノたちの夜」に顔立ちの似たキャラクターがいたので以来のファンには抵抗無く男性と思われていたが)。
左耳の耳飾りは「サトリ」に至った際(後述)タツナミから贈られたもの。チエナミとの交渉は特に問題なく(?)済んでいる。
能力
タツナミに認められるほどの剣才があり、首打の腕も凄まじい(骨を断つ音すらしないと評される)。真剣同士の立ち回りでも相手の首を一撃でカッ飛ばすという離れ業を見せた。
タツナミとの鍛練の末、死に瀕した人間の走馬灯からその人間の経験を我が物とすることのできる能力「サトリ」に目覚めた。以降それを生かし戦闘において最良の解を見出だし血路を開いたことも。だが得た記憶の全てを常に見ることが出来るわけではなく、あくまでも一部ずつである。
性格
罪人達に対しても慈悲をもつ善良な心根。だが長年の首打役生活によりやや卑屈な面があり、それをチエナミにも指摘されている。
敵に対しては容赦が無い。