CV:松本沙羅
概要
ソラシド学園2年生。女子野球部部員でポジションはピッチャー。
バッテリーを組む先輩の扇かなめと共に昨年の大会でチームを優勝に導いた「たまかなコンビ」として有名。
以前からの肘の痛みが激しくなってきた為、大会まで休んで治す事を決め、その間に他の部員を鍛えてもらうべく、ソラに特別コーチを依頼する。
打っても投げても規格外の動きをするソラを見て、「ソラさんに入部してもらった方がいいのでは」とという声が部員達から出始めたのに対し、「でもわたし達だって頑張ってきたし、ソラさんに鍛えてもらえればもっと強くなれる。このメンバーで優勝しよう」と鼓舞し、彼女自身も「絶対に治して大会に出るぞ!」と意気込んでいた。
しかし肘の病状は思っていたより悪く、手術が必要と判明。手術すれば次の大会には出られない。「大会が終わったら手術を受けますから投げさせてください!」と懇願するも、かなめに「野球を続けたいなら手術を受けるべきだ」とストップをかけられる。
それでもたまきにとっては、どうしても出場したい理由があった。連続優勝がかかっている上に、卒業を控えたかなめと出場できる最後の大会だからだ。そんなたまきの涙ながらの訴えを聞き、「たまきの分も頑張って絶対優勝するから」と奮起したかなめ達の姿を見て、tまきはようやく出場を断念し、手術を受ける事を決めた。
そのまま迎えた第一試合の日、たまきの手術も執り行われる予定だったが、彼女が病院から姿を消したとの連絡が野球部に入る。それを聞いたソラは探し回った末に、学校のグラウンドで佇むたまきを発見した。
「試合には出られないし、病院からは逃げ出すし、わたしはエース失格」と自嘲するたまきは、ソラの励ましにも「野球が好きで野球ばっかやってきたの!なのに、肘は手術しなくちゃだし、わたしのせいでチームが負けちゃうかもしれないんだよ!」と不安を泣き叫ぶ。
そこにプリキュアを狙うスキアヘッドが現われ、キョーボーグを召喚する。ソラは怪物を前に動けないたまきの目の前でキュアスカイに変身して戦うことを迷い無く選んだ。
「昔は『一人ぼっちを恐れないのがヒーロー』と思っていたけど、そうじゃない事を教えてくれた人がいて、そのおかげでわたしはヒーローに近づく事ができました。一人で何もかも背負わないでください。わたしもたまきさんも一人じゃない!」と熱く叱咤するスカイの言葉で、ようやくたまきは、かなめや仲間を信じようと決めた。
そして、戦いが終わり致し方無いとはいえ一般人の前で正体バレをかましてしまった事実に気づいたソラは慌てるが、たまきは「大丈夫、あれは、わたしとソラさんだけの秘密ね。その代わり、わたしが泣いてたことも秘密だよ」と返すのだった。
病院に戻ったたまきを、かなめやチームメイトが出迎えた。謝りながら抱き着くたまきに、かなめは勝利した事を報告する。そして後日、手術を終えて観客席から声援を飛ばすたまきやソラ達の前で、野球部は見事優勝を果たしたのだった。
演者について
担当声優の松本沙羅氏はプリキュアシリーズにおいて、『ヒーリングっど♥プリキュア』の斎藤えりこ、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の小町なおみ・高月春奈を演じている。
関連タグ
扇かなめ:同話のゲストキャラクター。
正体バレ:ヒーローにおいては避けるべき事態なのだが、プリキュアシリーズに置いてはちょくちょく起こっている。