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書籍版
概要
正式なタイトルは
「AVアプリ ~異空間転移で気になるあの娘といちゃらぶセックス!~」
主人公がアクシデントで手に入れてしまった怪しげなアプリで望んだ女性とAVのシチュエーションを体験できるという不思議なアプリの作品。
作者のブリル・バーナードは「ハッピーエンドしか書けない」とコメントしている通り、基本的に明るい作風となっている。また、女性を寝取るとしても悪い男から救う為であり、気に入った女性を次から次に襲っていくという作品ではないとアナウンスしている。
5月6日に電子書籍化が発表されており、それに併せて登場人物の設定も軒並み変更された(4月の中頃に大規模の改稿をしたのも、書籍化においてレギュレーションに抵触しかねない設定を変えている為)。
さらに言うと11月末くらいに電子書籍化の打診がかかり、2022年の年明けから書籍化に向けて作業を執り行っていた。
あらすじ
彼女いない歴=年齢の大学生、中出白はスマホでAV観賞中に誤って広告バナーを押してしまい、【AVアプリ】という見るからに怪しいアプリが強制的にインストールされた。
これはラブホテルに似た異空間や現実で、アダルトビデオのシチュエーション(マッサージやラップ素股、JKリフレ、家族当てゲーム、マジックミラーに時間停止、催眠術など)を体験できるという男の夢が詰まったアプリであった。
賞金獲得ゲームで大学の同じ学部の美女とお互いの初めてを交換した後、中出白はアプリを駆使して多くの女性とAV体験セックスをしていく。
登場人物
女性陣の名前が植物由来となっている。
以下は改稿後の設定を元とする。
主要登場人物(主人公並びにパートナー)
- 中出白(なかで はく)
本作の主人公。
星飾学園大学情報学部の二年生で彼女いない歴=年齢の青年。スマホでAV鑑賞中にふとしたアクシデントで【AVアプリ】をインストールしてしまう。
ごく普通の顔立ちであるが奇麗な焦げ茶色の瞳をしており、二重と長い睫毛は亡き実母譲りとなっている。
エロい事に興味を示すが尻込みしてしまい、何かしらの切っ掛けがなければ自分から踏み出せない。それが災いして物語開始時点では異性との関係は皆無であり、童貞と言われると感情的になってしまう(後に童貞を卒業してもやはり感情的になるシーンがある)。
寝取られモノは嫌いである一方で、寝取りモノは好んでおり、強引に押し倒す行為や無理やり事に及ぶのを嫌っており、イチャラブな性行為が好き。その事もあってか『専属女優契約プレイ』においては一方的に縛って支配する行為をしない。
また、優しさと礼儀を持ち合わせており、相手側の事情を配慮する事ができる。そういった人物像からか生徒や教師たちからも気に入られている。
芙蓉に対しては、初めての関係を結んだ相手であり、芙蓉の家庭事情を知った時はそれを最優先している。一方で芙蓉が他の男と援助交際をしたら落ち込むレベルの独占欲を見せていた。
ある時では他の女性とデートしていると誤解された芙蓉の機嫌を損ねてしまい、誤解を解いた時は彼女さえいればそれでいいとも考えていた。しかしAVアプリの性質に反した行動で芙蓉がペナルティを受けると判断して断念、自らの意を決して他の女性と関係を持つハメとなった。
陰茎は大きいものの早漏である事を気にしており、これも指摘・暴露されると落ち込む。
実母は出産時に他界しており、幼稚園の頃に父の白彦が義母と再婚、義母の連れ子である蓮華と華織は義理の姉妹となった。
- 処女谷芙蓉(おとめたに ふよう)
処女谷家の長女で、星飾学園大学情報学部の二年生。
長身に長い黒髪と黒い瞳、推定Dカップの胸を持つクールビューティー。当初は肋骨が少し浮き出ている程に体系が瘦せていたものの、金銭面に余裕が出来た頃から健康的な体系になりつつある。
性格もクールではあるが、後述の理由でお金に執着しており、恋人プレイで過度の認識改変で性行為を行った時は恥ずかしさに悶えていた。
成績こそ優秀で高嶺の花という立ち位置である一方で、朝早い講義には慌てて入室、隙間時間も勉強に費やし、一日の講義が全部終われば即座に帰宅している。
実はシングルマザー家庭で七人兄弟の長女であり、実父が母に借金を押し付けて愛人と一緒に蒸発したのが原因で家は貧乏になった。しかも母の稼ぎでは六人の弟妹を養えない為か、自らも新聞配達のバイトで生計を立てており、母の代わりに弟妹の面倒を見ている。星飾学園大学に入ったのも、成績優秀者に対する学費全額免除の制度で家計の負担を減らす為であり、弟や妹を進学できるのであれば自らの体を売ろうと覚悟をしていた。
そういった事情からか、金銭面が絡むとクールな雰囲気から一転して何が何でも手にする位の執着心を見せており、AVアプリでのシチュエーションにおいても躊躇なく行っていた。
反面、大学のサークルには未加入で飲み会に参加しておらず、服装も母のお下がりを着ているなど、娯楽や洒落っ気には気を留めていなかった(衣類の買い物も不要なものは買わず、値段が高ければ目当ての商品の購入を断念するなど、主婦のような考えをしていた)。
実父に対しては上記の通り家族を捨てた事から筆舌に尽くし難いレベルで嫌っている。当然ながら実父のような「暴力を振るって人の幸福を壊す」人間を最も嫌悪している(書籍版ではドラマの中においてもパワハラ、モラハラを平然と行う登場人物にさえも例外なく嫌悪している)。
同時にそんな実父の姿を見て育ったのか、結婚どころか恋愛願望を持っていなかった(実際、異性からの告白も悉く断っていた)。しかしそれは結婚と恋愛の否定ではなく「結婚は必ずしも幸福ではないなら、結婚をしない幸福もある」といった考えであり、ハーレムや事実婚も皆が納得しているのならば口出しはしないというスタンスを取っている。とは言え、実際は他人のことに口を出す余裕がない事に加え、AVアプリによる認識改変の影響と金銭獲得の増加によるモノも含まれている。
中出白に対してはAVアプリによって一線を越えた事を機に「自分が望んだ時に賞金獲得ゲームに参加可能ならば呼ぶ」事を条件に専属女優契約を結んでおり、あくまでもAVアプリを介したギブアンドテイクの関係と割り切っている。しかし、彼からのデートに誘われた時は鼓動が高まって母親に化粧を教えるように懇願し、ある事情で義理の叔母である華穂と楽しげにデートした(と誤解した)時は嫉妬心と悔しさを見せ、翌日では誤解が解けるまでは氷の女王と例えられる程に無表情となっているなど、金銭面とは別に中出白に対して特別な感情を抱いている(書籍版の番外編では彼の誠実な人間性に惹かれていた)。
レオナに対しては大学に入ってから打ち解けて親友になり、AVアプリで彼女が中出白と関係を持っても険悪になる事はなかった。しかし他の女性と性行為を行うことを推奨する姿勢のせいで寝取らせ趣味があるのではと誤解された。
名前の由来はアオイ科フヨウ属の落葉低木『芙蓉』。元々は『葵』にする予定だった。
- 久地レオナ(くち れおな)
星飾学園大学情報学部の二年生。
銀髪サイドテールの褐色肌をしており、日本人離れした美貌とスタイルを持ったギャル。
数年前まで外国で生活しており、数か国語を話せるマルチリンガルの帰国子女でもある(作中でも英語を交えた会話をしている)。
両親は通訳を生業としており、仕事の都合で海外に飛び回っているため常に不在。当然日本に来たのもコレが理由で、現在は日本に住む父方の祖父と祖母に預けられる形で住んでいる。
テンションが高い陽気な人物であり、パーソナルスペースが狭い。その事から他者の呼び名も「〇〇っち(例を挙げるなら処女谷芙蓉は「処女っち」)」となっている。
今までに多くの男と交際し、豊富な経験をしていると公言しており、初めて聞いた人達を唖然とさせていた。実際の所は男性経験のない処女ビッチであり、経験豊富なのはバイブ等の大人のオモチャを用いた自慰行為であった。よってボーイフレンドも今まで付き合っておらず、前述の大人のオモチャを「カレピ」と呼んでいた。
両親が日本で育ったこともあってか、教えもまた日本の価値観が基準となっており、唇同士のキスやそれ以上の行為は恋人同士で行うものと考える程に貞操観念も高い(頬と頬をくっつける方は日本のお辞儀や握手のような挨拶である事から拒否感はない)。
『恋はするものではなく眺めるもの』と言う信条を持っており、とりわけ恋バナには興味津々で、カップルのイチャラブを見る事が至高の喜びである。なのでレオナが眺めるカップルの片方が浮気した時は、自分が裏切られたかのように悲しんでおり、中出白が浮気をしたと誤解していた時は怒りを顕にして中出白に詰め寄った(実際は義理の叔母である華穂とデートしていたため謝罪したが、もし浮気が本当だった場合、絶交した上であらゆる手段を用いて地獄に落とすと意気込んでいた)。
しかしハーレムに関しては意外にも寛容であり、それどころかハーレムを望まない男をハーレム王にするのが楽しいとして中出白のハーレムを形成させようと目論んでいた。
中出白とは早漏改善を兼ねて処女を捧げており、彼と肉体関係を結んでいた(因みに彼の肉棒を覚えてしまったせいか、大人のオモチャでは満足できない体になってしまった。後に芙蓉にもその事がバレた)。
人間を「必ず後悔する生き物」と捉えており、その事から「行動しないで後悔するより行動して後悔しろ」「もし人生の道に迷って選択肢が出てきたら、楽しい方を選べばいい」と考えている(後者は祖父母からの受け売り)。
2,3か月に1回は猛烈にムラムラする事があり、中出白から体力や勢力を吸い尽くしてミイラのようにげっそりさせる程の性欲の持ち主。
WEB版では父親はフランス人と日本人のハーフ、母親はアフリカ系イタリア人と日本人のハーフのクォーターとなっているが、書籍版ではこれもレギュレーションに抵触するのか「親のどちらかがアフリカ系ドイツ人かイタリア人による日本人離れした美貌」「父方の祖母がフランス人」等、表現が曖昧な形に変更されている。
名前の由来は人間の女性名『レオナ』で、日本や海外でも通用しそうな名前として採用している。尚、苗字の由来は女性器を意味する『クーチー』。
- 紫川菫(しがわ すみれ)
凛の母親である専業主婦。以前は大学生だったが合コンで出会った夫と授かり婚をしていた事で退学(実は避妊具であるコンドームが敗れた事が妊娠していた原因である)。
髪型はボサボサとしたルーズサイドテール、紫色の瞳をしているが目元に隈が出来ている(因みに瞳の色は作者の指名)。特に顔つきに疲労感と悲壮感を隠しきれていない。
だらしないお腹に加え、胸も垂れているが、これは産後太りの影響で体形が変化し、娘である凛の育児を優先させた結果余計に悪化した。その事もあってか自らの体型を卑下しているが、書籍版ではあくまでも細身の芙蓉と引き締まったレオナと比較すればぽっちゃりとした印象にとどまっている。
凛に関しては全てを優先させて愛情を注いで育てており、中出白に話を振られた時は嬉しそうに語っていた。
夫に対しては出会った当初は愛していたものの、妊娠を期に避けられ、モラハラやDVを受ける日々を送った上に浮気をしていた事もあってか現在では完全に冷めてしまった。
夫の機嫌を損ねないように専業主婦として生活し、夫の帰宅を出迎えなければ怒鳴られる為に深夜まで起きて待たないといけない日々を送っている。そのせいで化粧や髪の手入れもままならず、寝不足で目元に隈が出来ている。おまけに夫が家庭に入れる生活費もギリギリである為、服装も擦り切れた物しかない上にブラさえもつけていない。
初対面である中出白からも『幸せから遠い場所にいる儚い女性』といった印象を持たせる程に辛い日々を送っているが、AVアプリの素人応援企画を介する形で中出白と性行為をした事に加え、中出白に褒められた事から彼を意識していく。
ちなみに彼女はAVでよくあるシチュ『ゴミ出しをする近所のノーブラ人妻』から着想していた。
名前の由来はスミレ科スミレ属の植物の総称『菫』。また菫も紫の花であり、花言葉も「貞節」「愛」となっている。
- 夢尻水仙(ゆめじり すいせん)
星飾学園大学の一年生。19歳。
栗色の髪を内巻のボブカットにしている。スポーティーな服装を着るものの全体的に小動物な印象を与えるが、それとは裏腹に丸みを帯びた大きなお尻が特徴。
しかし小学生の時に自分の尻を男子生徒に笑いものにされた過去があり、下半身も成長する度に大きくなる事から自分のお尻に大きなコンプレックスを抱いている。その為、性格も何処か自信がない部分が見受けられる。因みに身長と胸は大きい方に分類されず、ウエストもくびれてないようだが、実はお尻の方は蓮華と同じサイズとなっている。
また、かなりの敏感体質であり、特に腰と尻周りが弱い。その為、タイトな布面積の広い下着だと反応するのでサイドスリングといった布面積の少ない下着を着用している。
華織とは親友であり、彼女から中出白の話を聞かされることもあってか、中出白を「兄さん先輩」と呼んでいる。
女子ソフトテニスのサークルに所属しているが、そこが典型的な体育会系で上下関係も厳しい(というよりは下衆島によるイジメ)せいかパシリのような扱いを受けており、サークル内でも『デカ尻』とあだ名を言われている(表面上は気にしていないが、やはりコンプレックスを刺激されていた)。
田所に対しては恋心を抱いているが、水仙を嫉んでいる下衆島の姦計により失恋(主犯は下衆島であるが、悪気無しとはいえ水仙のコンプレックスを刺激するような発言をした為か、田所に対して幻滅してしまった)。紆余曲折あって、中出家に一泊した所を中出白との恋人プレイで彼に処女を捧げた(因みにこれは中出白の事故のようなものでAVアプリの恋人プレイをセレクトしてしまった)。
愛読書はTLの漫画と小説であるが、「ベタベタに甘くて過激でエロいもの」であるようだ。
その他の登場人物(主人公とヒロインの関係者)
- 中出白彦(なかで しろひこ)
中出白の実父。
前の妻は中出白が物心つく前に死別し、その後は中出華と再婚。
現在は転勤で家を離れている。
- 中出華(なかで はな)
蓮華と華織の実母で中出白の義母であり白彦と再婚相手。
かなりの美人であり、実子である華織と蓮華もその美貌を受け継いだ。
夫の白彦とはバカップルと評されるほど仲がよく、夫の転勤について行った。
- 中出華織(なかで かおり)
中出白の義妹で星飾学園大学の大学一年生。19歳。
家族の中ではスレンダーな体型であるが、顔立ちやスタイルは芸能人並に整っている(同じ学園にいる芙蓉からも「美人で有名な一年生」と認識している)。
しかしかなりの面倒臭がり屋で(了解も「りょー」呼びしている)、義兄である中出白を『お兄ちゃん』ではなく『ハク』と名前呼びしている。
両親の不在時はあちこちに服を脱ぎ捨てて下着姿で家の中に彷徨いているだけでなく、中出白の部屋にも常に無断で入り浸っている(当の中出白も下着姿に離れたもののやはり頭を抱えていたのか、その都度注意をしている)。
尚、親友の水仙によると話す話題はいつも中出白ばかりであり、その話題を口にした水仙に対して慌てて口を封じる(もしくは首を絞める)場面がある(とはいえ、少しまんざらでもなさそうである)。一方でその水仙をイジメる者に対しては怒りを見せるなど、友情を持っている。
- 中出蓮華(なかで れんげ)
中出白の義姉で星飾学園大学の三年生。21歳。
華織と同じくとても美人であるが、こちらは早熟で20代後半の成熟した妖艶さを醸し出している。美貌とグラビア級のスタイルも相まってかミスコンの常連であるが、年上に見られることを気にしている。
しかしその妖艶な大人とは裏腹にどこか抜けて天然なところが見受けられており、取り分け家族関係の常識が一般人とはずれている。
元々比較的成長が早いタイプなのか、小学生高学年からその片鱗を見せる形で急成長していたが、それによって思春期の時期に好奇の視線に晒され、高校生では大人の女性が制服のコスプレをしていると勘違いされる等の苦労を味わった。
そのこともあってか、無意識に周囲の人(特に男性)を遠ざけており、反対に家族との距離が近くなっている。当然ながら義弟である中出白に対してはキスや入浴は即座に了承しているだけには留まっていない。叔母である果穂が中出白に対するスキンシップを見ても特に止めていない。
名前の由来はマメ科ゲンゲ属の越年草『蓮華草』であり、母親の『華』が付く花をチョイスしている。
- 影蘭華穂(かげらん かほ)
中出白の義理の叔母。33歳。
年齢とは裏腹に、外見は20歳の女子大生に見間違える程の美貌を持っており、寧ろ可愛らしい系の美人。
元々は近くに住んでいたが、中出白が高校生の時に両親が仕事の都合で遠くに行ってしまった為、代わりに中出白達の様子を見に来ていた。
ノリと勢いで生きているような明るい性格に加えて、姪&甥離れできないと形容する程に中出白と蓮華、華織を可愛がっている。特に義理の甥である中出白にキスをせがむなどスキンシップが物凄い。そんな彼女であるが、実は婚約者を結婚式前日での交通事故により死別してしまった過去がある。他にも、静かに落ち込むよりも、空元気でもいいから失恋の事を忘れてバカ騒ぎしたほうが良いという持論を持っており、水仙が失恋した時は一家総出で『失恋会』という名のバカ騒ぎを起こした。
年齢を気にしており、30代半ばと言われた時は笑顔を浮かべたまま物凄い怒気を発していた。
もともと義母の設定だが、電子書籍化においてレギュレーションに抵触されてしまい変更された。
苗字の由来は淫乱→いんらん→陰蘭→影蘭→かげらんとの事である。
- 処女谷百合(おとめたに ゆり)
芙蓉と霞の母親。
元夫に借金を押し付けられた事から、自ら身を削って芙蓉を始めとする6人の子供を養っている。その芙蓉が休まずに6人の実子の面倒を見ていることから、感謝しているものの将来を案じている。
- 処女谷霞(おとめたに かすみ)
処女谷家の次女で、大学1年生。
姉の芙蓉も使っている家族共用のスマホから援助交際や愛人の相場、男性を喜ばせるセックステクニックを検索した履歴を見た時、芙蓉が裏で男性と関係を持っていると疑念を持つ。
後日に芙蓉の机の引き出しに今まで獲得した大金がしまわれた事で、芙蓉が自分たち家族の為に如何わしい事をしていると考えてしまう。
他にも、高2の娘、中3の息子、小4の息子と娘(双子)、小3の娘が確認されている。
- 百合の元夫
百合の元旦那であり、芙蓉と霞を始めとする七人兄弟の元父。
浪費癖や女癖が悪く、当事妻であった百合にDV行為を働いていた。作った愛人と蒸発する際に、百合から貯金を奪った挙句に借金を押し付けていた。
その後の去就は現時点では不明だが、芙蓉の家庭を追い込んだ元凶であり、芙蓉から死を願われる程に憎悪されている。
- 紫川凛(しがわ りん)
菫の愛娘である幼稚園児。4歳であるが、年中である為5歳となる。
明朗快活で、中出白と華織に元気よく挨拶している。
母親である菫の事は慕っており、中出白にも懐いているが、反対に父親の事は菫に対して理不尽に怒鳴っている為か嫌っている。
また、時折大人っぽい(身も蓋もなく言えば井戸端会議をするおばちゃんみたいな)発言をする事もある。
- 菫の夫
菫の旦那であり、凛の父親にあたる。
仕事の帰りが遅く、凛が起きた時は既に出かけている。しかし週の半分は家に帰らないだけでなく、菫に連絡もせずに外泊しており、帰宅するにしても連絡もしないという余りにも不規則な習慣を毎日行っている。帰りの遅い理由が残業と接待の様だが、その接待も他の女性と浮気する為の名目である。
短気で理不尽な性分であり、些細な事で激怒する。帰宅した時に菫が出迎えなければ深夜や近所迷惑にも拘らず大声で怒鳴り散らし、菫が何度謝ろうとも怒り続けていた。更に書籍版では家事や育児を手伝うどころか、凛が夜泣きした際には物凄い声量で怒鳴り声をあげ、部屋が少しでも清潔になってないと見なせば怒り出している。
また、菫への認識も「自分は妻の為に働いているのだから、専業主婦である菫は自分をサポートするべき存在」としか見ていない節があり、それどころか肌も髪の手入れをしていない事に家事をサボっている魂胆があると決めつけている。更に言うと家庭に入れる生活費もギリギリであるようだが、それを指摘されると逆上している。
菫とは出会った当初は愛しており、コンドームが破れた際に射精、妊娠した責任を取る形でプロポーズをして結婚をしていた。妊娠を初めは喜んでいたものの、それを期に避けており、産後太りで体型が戻らなくなった時は菫の体型を罵倒していた。
そんな暴挙を働いているのか、娘の凛からは嫌われ、菫も夫への愛情を失っていた。
- 田所真司(たどころ しんじ)
星飾学園大学の二年生。爽やかイケメンの外見をしている。
有名である事から違う学部である中出白も彼の名前を知っている。
水仙に好意を抱いており、典型的な体育会系で上下関係も厳しいソフトテニスサークルにおいて、水仙にも分け隔てなく優しく接していた。
しかしその事を下衆島南に恋愛相談した結果、その対価としてサークル終わりにマッサージを施す事となり、その最悪のタイミングで水仙と出くわしたせいで思いっきり誤解、幻滅される羽目となった。
尤も、下衆島の本性を見抜けないまま相談相手を間違え、悪意なくとも水仙のコンプレックスを刺激するような発言を漏らした真司も原因である。結果的に自らの知らぬ所で「好きな人に幻滅された挙句、他の男に先取りされる」という大きな痛手を受けてしまった。
- 下衆島南(げすじま みなみ)
星飾学園大学の二年生。
悪辣で嫉妬深い性格をしており、後輩の水仙をイジメている。
イジメの内容は作中で判明しただけでも、些細な事で怒り出す、嫌味をぶつける、些細な命令してパシリのような扱いをする、コンプレックスを刺激するような『デカ尻』と呼んでいる。
田所真司に対して好意を抱いているのか、彼を誘惑しようとボディタッチをしており、サークル終わりのマッサージはわざとらしくエロい声を上げている(そもそもそのマッサージ自体が、田所が恋愛相談を受けての代価である)。その場に出くわした水仙を嘲笑うような態度を取り、直後に来た真司に対して平然と噓を付くなど、名前の通り下衆を地で行っている。
AVアプリ
何者かによって開発された怪しげなアプリ。使用者を『AV男優』と呼称している。
ちなみに『レベル』は使用者の経験人数らしく、性行為した人数によってレベルアップする方式となっている。また、ある一定のレベルでランクも変動し、レベルが上がればAVシチュエーションも増えていく。
レベル一覧 |
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アプリの開発者は自らの正体を明かしていないものの、中出白達は「超越存在」と推測されている。目的は『人間の繁殖行為が観たい』『人間の奥深くにある醜い感情を眺めたい』という娯楽を満たす事にあり、使用者は飽きさせる事無く楽しませなければならなくなる。
当然、ゲームは強制参加であり「参加しないという」質問をかけた者には強烈なプレッシャーをかけていた。他にも、突発クエストやプレイルームの設備を知らせるために使用者の身体を強制的に動かしていた他、使用者がAVでのシチュエーションに不利益をもたらす様な発言に対しては声を消す形で干渉させた。
このアプリの性質上、一人の女性を選び続けるモノではなく、多くの女性と関係を持つよう様に作られており、もし使用者が一人だけを選び続けるといった旨の言葉を全部言ったら何かしらのペナルティを下すらしい。
反面完全な絶対者というわけでもなく、「文面通りだが想定外」といったものにちょっと動揺して審議タイムじみた物が発生することもある(曖昧な部分は次回から具体的にしている)。また、妙なところで律儀なのか、AVシチュエーションの認識改変が訊きすぎた場合などにはお詫びするといったところもある。
AVアプリを介して使用者とパートナーがどのような行動をするのかを観察するのが目的であるが、両者に対して内容や言動を強制させる事に面白みを感じていない(但し、使用者が飽きさせるような行動を取り続ける場合は一時的に干渉を行っている)。
機能
使用者をラブホテルの一室を模した異空間(通称:プレイルーム)に転送し、パートナー検索でパートナーとなりうる者を選ぶ事でその人物も転送させる。
実はパートナーを呼び出す場所を現在いる自室かラブホテルのような空間のプレイルームに選択する事が可能となっており、プレイルームの場合は現実世界の時間を同期するか否かの選択ができる。時間を同期しなければプレイルームにどれだけ過ごそうとも現実では一瞬しか経たない。
また、使用者とパートナーの身に着けている物もプレイルームに転移する事が出来るため、勉強道具を持ち込んでプレイルームで勉強する事も一応は可能。
因みにプレイルームの設備もトイレとシャワールーム、テレビとベッド、飲み物と下着も販売されている自動販売機、入れた衣服を30分程で乾燥できるクローゼット(汚れや埃、皺までも取り除く)も備わっている
召喚されたパートナーの記憶は保持している他、何度も性行為をした事に因る疲労感もそのまま残る。
初心者AV男優の昇格で開放 |
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AVシチュエーション
プレイ中は認識改変によって相手をその様に認識させてしまう。シチュエーションによっては見知らぬ人物を恋人やセフレにする事も造作はない。だが、アプリに不具合が起きた場合、過度な認識改変が起きてしまう。
あくまでも開発者は認識改変をさせるに留めており、使用者とパートナーがどのような行動を取る為に見守っている(尚、親友を裏切った事への自己嫌悪や後悔は大幅に軽減させていた)。
尚、使用者を除いて、AVシチュエーションで性行為したパートナーは一週間召喚できない様になっている(但し、別のシチュエーションならばこの限りではない)。名前の横に残り時間と日数がきちんと表示されるある種の親切設計。
賞金稼ぎゲーム |
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レベル1の到達で開放 |
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レベル5の到達で開放 |
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用語集
- 精力剤
プレイルームにある自販機で販売している栄養ドリンク。
栄養補給、感度上昇、体力回復、体力持続、精液増量、治癒促進、粘膜保護、性交死防止等の効能が有り、副作用は一切なし。実際、これを服用すれば2時間ぶっ通しで性行為をしても死ぬことはない。ただし、疲労は蓄積したままであり、効果が切れた時は極度の疲労に苛まれてしまう。
また2本セットで1万円と値段も張っているが、賞金獲得ゲームで100万円を簡単に入手できるので寧ろコスト的に優しかったりする。但し、素人応援企画で精力剤を使用すると報酬が10分の1になるデメリットがある。