概要
タイムパトロール(T・P)の正式隊員となった主人公ぼんのパートナーである後輩隊員。13歳でぼんよりも1歳年下。新米にもかかわらず、機転に富み学業も優秀、先輩のぼんよりしっかり者でしかも美人である。よく言えばそつがないキャラ、悪く言えば特筆点の少ないキャラ。実は同じタイムパトロール隊員であるオタスケマン2号こと三日月ナナと同い年だったりする。
ちなみにぼんのことは初登場のT・P隊員になる前からぼんと呼び捨てで呼んでいる。年下にも拘らず、初っ端から尻に敷く気満々である。
元々は「下校途中に通り魔に刺し殺されて死ぬ」というぼんの救助対象(正隊員昇格後の初任務)だったのだが、過去に移動したぼんがフォゲッター(記憶阻害装置)の使用を忘れてT・Pの存在を知られてしまったため、やむなく隊員に引き入れた。
同時代で比較的近くに住んでいるため、以降は公私ともに交友を持ち、ぼんが出かける際に留守番をすることもあった。しかし彼女の登場により、それまでのしずかちゃんポジションであった学友の白木陽子の出番を大幅に減らしてしまうという功罪も犯した。
ぼんによれば、8代前の先祖が並平家と共通しているらしい。髪型はサイドと襟足の部分がくるくるっと纏まっていて、これがくせ毛なのかパーマなのかはっきりしてていない。ただ水に濡れるとストレートになって、見た目がリームとかなり一緒になる。
ユミ子のキャラデザはF作品のSF短編でも度々登場するスタンダードキャラで、だいたいマドンナ的なポジションで登場する。本作のユミ子も初回の「通り魔殺人事件」においてニュースで「明るく朗らかなクラスの人気者」と報じられ、それを見たぼんも「あんな可愛い子に許せない!」と言っている。
リームがサービスカットがほとんど無かったのと対照的に、ユミ子はサービスカットが度々登場するのは、掲載誌が『月刊少年ワールド』から『月刊コミックトム』に変更になった影響があるのかもしれない。
原作とアニメ版の違い
アニメ版では、原作でのクラスメートである白木陽子を「安川ユミ子」に名前を変えてユミ子の役回りを持たせることになった。早く言えば原作のユミ子はリストラされた。殺人鬼に襲われるエピソードも無くなり、単にぼんがT・Pであることを知ったことで入隊する流れになった。当然ながら最初から勝手知ったる仲である。
ドラえもん劇場版への客演
2016年に公開された、ドラえもん劇場版「日本誕生」内、タイムパトロールが登場するシーンで、並平凡やリーム・ストリームと共に出演を果たしている。