解説
出版や放送など複数のメディア、マスメディアを通じ、時事的な問題の報道・解説・批評などを伝達する活動の総称を英語で定期刊行物の意味がある journalより、ジャーナリズムと呼ぶ。「ジャーナリスト」とは、それに関係する人物・職業の事を指す言葉である。
基本的な定義としてはメディアに寄稿する人物または職業のことであり、一般的には何らかの報道機関に属していて、報道を行なっている記者や編集者の事を指す場合が多い。
また、自分が現地で取材した結果を現地報告、すなわちルポルタージュとして、あるいは現地に赴かず調査した結果をノンフィクションとして纏めて出版したりする場合もある。
現代では重要なメディアの一つに数えられるインターネットを通じて情報を発信するのもある意味それであるという意見も存在する。ただし彼らは「報道機関に属し」、「業として情報の発信を行っている」人々は少なく、大多数の彼らをこの名称で呼ぶことは意見は分かれるところである。
第四の権力としてのマスコミ
国家三権である司法、立法、行政に次ぐ権力を持つ存在として、マスメディア・特に報道機関を「第四の権力」と呼ぶことがある。
情報社会においてジャーナリストは「情報という力」を持つ存在であり、その情報により世の中は良くも悪くも変わる。ジャーナリストはその力を自覚し、高潔なジャーナリズム精神を持つべき…であるのだが、なかなか理想通りにはならない。
近年ではSNSが台頭し、報道内容に対する批判も可視化されている。これまで反論の術を持たなかった人たちがSNSにより声をあげることが可能になり、記者クラブ問題、過熱報道、偏向報道、切り取り報道、その他問題のある取材手法等が暴かれることが起こり、「マスゴミ」という言葉も登場している。