「走って走って走り続けよう 誰かが俺達の息の根を止めるまで」
概要
象皮のような足裏と健脚で素足でも1日で200kmは走って逃げ続けたという逸話から「稲妻強盗」と呼ばれる連続強盗犯。
以前は樺戸監獄に収監されていたが外役中に脱走し、そのまま逃げ切った。犯行を重ねる中で女盗賊・蝮のお銀(メイン画像右)と運命的な出会いを果たし夫婦となり、2人で銀行や郵便局を襲い、いつしか民衆から反権力の象徴として注目されていた。
夫婦仲は大変に良く、あまりに良すぎる為このエピソードはアニメ化された際にカットされた。
後に逮捕されて網走に収監されるが、刺青を入れられて再度脱獄。お銀と再会し、小樽で賭場を襲撃して刺青人皮を奪おうとするも第七師団に包囲される。お銀を逃がすため自らを囮にして脱出し、鯉登少尉の追跡を振り切るも、鶴見中尉による機関銃の連射の前には力及ばずあえなく最期を迎えた。
なお、お銀との間に生まれたばかりの子がいたことが判明し、両親の没後はフチ(アシリパの祖母)の下へ預けられた。
モデルは実在した強盗犯坂本慶次郎。こちらも「稲妻強盗」や「稲妻小僧」の異名を持ち、実在のお銀と夫婦であった記録が残る。