概要
被子植物単子葉類キジカクシ目に属する科。古い分類体系ではユリ科に含めていたこともある。1990年代以降のAPG体系で独立した「ネギ科」とした。しかし、APG分類体系の第3版以降ではネギ亜科としてヒガンバナ科に含める。
「ネギ坊主」と呼ばれる独特の花(メイン画像)を咲かせるのが特徴。野菜またはハーブとして人間との関わりの深いネギ、タマネギ、ラッキョウ、ニラ、エシャロット、チャイブ、リーキなどの栽培植物はいずれもネギ属(Allium)に属する。
食用としての利用のほかには、花の観賞用としての栽培がなされ、ネギ属の草花は「アリウム」または「アリアム」と呼ばれる。ネギ属以外ではリューココリーネやハナニラなどがよく知られる。