うわさ
文明と道徳が黎明の前に埋もれ、果てしない吹雪の中を孤独に歩く中、イタカはとうに誰のために夜番をしているのか忘れてしまっていた。
概要
夜の番人とは、アプリゲーム「IdentityV」に登場するハンターである。
ファンからは名前の「イタカ」と呼ばれる方が多い。
元ネタはクトゥルフ神話に登場する旧支配者の「イタカ」。同じ風の属性であるハスターの眷属とされており、異名は「風に乗りて歩むもの」。
第五人格に登場する黄衣の王(ハスター)との関係性は不明。
仮面の下はPVなどで明らかになっている。
プロフィール
通称 | 夜の番人 |
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名前 | イタカ |
性能
外在特質(パッシブ能力)
- 風行の物
イタカはよく吹雪の中で姿を表す。
風力を操って風域を形成する能力があり、風域の中で風をストックする力を持っている。ストックしてある風力を消費することで、イタカは風行スキルを発動できる。
風域スキルを使用する度に風力を1回分ストックでき、最大3回分ストック可能。
風行スキルを使用すると、ストックした風力を1回分消費する。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 風域
前方の空気を遠くから自分の方向へ持続的に誘導し、比較的広範囲の風域を形成する。
最大5秒間持続。風力は徐々に強まり、範囲内のサバイバーに最大3メートル/秒の推力を与える。
持続的に風域を2秒間展開すると、風力を1回分ストックできる。
- 風行
ストックしてある風力を1回分消費し、短い間自身の周囲で巡回させる。
その間、自身の行動が軽くなり、落とされた木の板や窓を素早く跳び越える能力を獲得する。
同時に移動速度が24%(徐々に減衰)上昇する。効果の持続時間は5秒。
- 風域-捕食
前方の空気を遠くから自分の方向に激しく誘導し、短い間小さい範囲だが強力な風力を持つ風域を形成する。風域範囲内のサバイバーは風によって強制的に牽引される。
- 風行-遠距離急襲
ストックしてある風力を1回分消費し、自身に強力な衝撃を生む。
風力を借りると、前方に一定距離ダッシュできる。
- 風域制御
風の形態を切り替える。
- 風の眷属
ストックできる風力上限が4回まで上昇し、風域系のスキルを使う度に風力を2回分ストックできる。
衣装(スキン)一覧
UR |
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日を蝕む者 |
塔の上にいる偽りの神、見せかけのユートピア。親愛なる兄上、信じられないなら下を見るといい。足下の蟻たちが枷を断ち切り、太陽を倒す様を。 |
SSR |
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姿を隠す者 |
形のない影の中で、彼の隠れた吐息を感じるだろうか?それはすぐ近くにあるが、触れることはできない空白だ。 |
SR | |
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囚われの身 | キンメフクロウ |
言ったはずだ。10年前、お前を生かしておくべきではなかった……僕こそが光の主、塔の王だ…… | 仲間? 否。彼は常に「彼が有するべきだったもの」について呟いている。要は、欲に目がくらんだ奴でしかないということだ。 |
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
関連タグ
キャラストーリー
不運な人ならば、頭上の星空が巨大な雲に覆われてしまうのを目にするだろう。その雲は人の輪郭にも見え、その輪郭には怒りに歪んだ顔があり、まるで人の顔が引っ張られて変形したようだ。
巨大な角には吹雪の跡があり、枯れてしまった長髪が幽霊のように揺れている。目のような2つの物体からは紅紫色の光を放っている。
ごく僅かな生還者の言によれば、ひとたびイタカに見つけれれば、残忍に弄ばれ狩られて死んでいくらしい。
一部の被害者はイタカのレプリカのような怪物と化し、極寒の氷に灼けつく両足を引きずり、吹雪の森の中で永遠に彷徨うのだそうだ。
背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。
1.魔女狩りの風潮 | 彼女の生活が乱れているなら、それは悪魔との繋がりの証だ。彼女の振る舞いが端正であれば、それは彼女が己を偽っている証だ。 |
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1通の通報:赤髪緑眼の魔女がストリガエの灯を持って北へ逃げていった。 | |
2.死児 | 「呪われた子」の存在が誰にも知られなければ、家族は審判を免れる。 |
「ノエル家に死児が出るだなんてあり得ない。これは魔女の呪いだ!いいかジャネット、今夜生まれたのは男児1人だけだ。」 | |
3.母親 | 体温で「死体」を生き返らせたのは魔術か、母性か? |
2つの雪だるま:大きな雪だるまの頭には赤い羽が刺さっていて、顔には緑色の果実が嵌められており、小さな雪だるまを深々と自分の体内に埋め込んでいた。 | |
4.異端 | 悪の根源は愚かさにある。そんな愚かさに対抗する文明は、異端とされた。 |
1篇の日記:文字なんか覚えたって無意味だ。イノシシをもっと早く狩れるわけでもない。雪の怪物の話も母さんが読み聞かせてくれる。でも、母さんが教えたいと言うなら学ぶことにするよ。 | |
5.審判 | 文明の地では魔女狩りの風潮などとうに収まっていた傍ら、この野蛮な地では、罪悪の審判が未だ黒死病のように蔓延していた。 |
1つの噂:治安法官の息子ナザニール・ノエルが狩人の導きの下、現地の村人たちを率いて極寒の森に踏み入り、長らく逃亡を続けていた赤髪の魔女を捕らえた。 | |
6.双子 | 裂け目を引き裂いて、呪われた人間が神の身体に潜り込んだ。 |
1つの噂:近頃の治安法官の息子は大分おとなしくなったようだ。多くの審判員が北部の森から帰って以来、人が変わったようだと口にしていた。 | |
7.密室 | 文字を覚えておくと、稀に役に立つことがある。 |
現場調査記録:ナザニールの死亡現場に争った形跡は一切なく、死者本人以外に誰もこの部屋を出入りしていない密室と言える。テーブルには死者の筆跡らしき遺書が置いてあり、初歩的に自殺と判断。一方、彼の父親は他殺と断定し、しかしその理由に関しては口淀んでいた。 | |
8.狂気 | 魔女なんて存在しない、人間こそが真の悪魔だ。 |
廃棄された小屋:本が嚙みちぎられ、鏡が叩き割られている。ベッドは生臭い匂いと虫でいっぱいだ。 | |
9.夜番 | 人間性は俗世の法廷で酷刑を受け、善の一面は黎明の前に死んだ。 |
「おやすみ、母さん。夜は僕が見張っておくよ。もう生きた人間は誰一人近づかせないから。」 | |
10.イタカ | 文明に縋っても物語のヒーローになれなかった彼は、野蛮な世界に戻り、作り話でしか聞かない呪われた雪の怪物となった。 |
とある伝説:極北の森には恐怖の化身が存在している。彼はやせ細った身体と、歪な顔立ちをしており、吹雪の夜に姿を現しては森への侵入者を惨殺する。歩く「死」のもの、その名はイタカ。 |