ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

クリスチャン=ローゼンクロイツの編集履歴

2023-12-11 01:30:30 バージョン

クリスチャン=ローゼンクロイツ

くりすちゃんろーぜんくろいつ

『創約とある魔術の禁書目録』に登場した伝説の魔術師。

※この記事は重大なネタバレを含みます!






概要

橋架結社』の目的があり、そこに所属する超絶者達も求めた伝説の魔術師


十字架を象徴に掲げ、病や呪い、罪業で苦しむ人々を癒すために活動した聖者。

あるいは掌で、あるいは神秘の薬品で、救いという奇跡を振る舞い、一切の見返りを求めない賢人。

世の無理解と戦い、小さな人から大きな世界全体の病巣に挑んだ存在。

魔術師であるのならば誰もが聞いた事のある達人。それは無論、クロウリーキングスフォードという魔術の天才も。


そしてあの悪女が属する魔術結社薔薇十字』の開祖である。


長き時を経て、現代に復活した世を救う主。

彼は今の世界を見て、何を思うのか。


人物

復活を果たした彼の見た目は18歳くらいの世界。しかし声は、しわがれた老人のもの。

アンナ超絶者からは「CRC」と呼ばれる。


性格は伝説にある通り、聖者や賢人と称されるに相応しい人間で








「何故、この老骨が人を救わなくてはならぬ?」


「何故、この老骨が見返りを求めてはならぬ?」



「一体どこの誰が決めたルールなのじゃ。そんなルールで老骨を縛れるとでも思うておるのかえ。そもそもの前提として、自分より強い者にすがろうなどと考える弱き群れが、一体何をどうすればこの老骨の自由を縛れるなどと考える?」


「この老骨が、人間だけを特別に救わねばならぬ理由とは? 何故そんな面倒臭い事をしなければならないのじゃ? とはいえ、別に『助ける』という行為そのものを忌避しておる訳じゃないのう。だが人間全体を無条件に救うというのはこの老骨の個をあまりにも蔑ろにはしておらんかえ。真に博愛を語る存在からすれば、惑星全体の全生命を等価値と考えるならば、ただの一種に過ぎぬ人の存在など目に見えて明らかに罪業の塊じゃろう。かっかっか、ぶはっ⁉︎

博愛とな‼︎ ひっははははは‼︎ あれほど恐ろしい虎やワニを皮欲しさにどんな知恵を絞って殺してきた? 象牙のために動物を狩るのは良くないと言っておきながらこの老骨が寝ている間、結局この世はどうなったか言ってみよ‼︎ 全部人間が撒き散らして、全部人間がその後始末に奔走して、やってやって散々やり尽くしてから自分の口で手前勝手に非難して、“そんなので”善と悪は容易く再定義されていく‼︎ これの何を守れと? この老骨の行動を支えるだけの価値があるとでも? もはや正義なんぞ語るに落ちた、愚かを極めた人間がそのような形にしてしまった以上この老骨もそんなものに従う道理はない。正義や善性が何者の奴隷になる事もなくもっとシンプルかつ高尚な状態を保っておったのならば、何もこんな事にはならなかっただろうにのう? そもそも神とやらが正義なんてものを一時的とはいえ人の手なんぞに預けたのが間違いの始まりだったのかもしれぬがのう。人間は神の名を容易く名乗ってはならないと発音すら禁じたくせに、善や正義については簡単にあっさり誰でも話せるくらいのものでしかないと軽々しくその辺に捨て置いた訳なのじゃから! ひっひ。とはいえ、まあ生命は全て平等なんてお涙頂戴の理屈じゃと目に見えぬ細かな生命の手を借りて作るワインとチーズに他の全生命は追いやられる訳じゃが。今の人口は六〇億か、それとも七〇億か、あるいはとうとう八〇億にでも届いたかえ? とにかく生命は全然平等なんかじゃない。霊長類なんて言葉で自分をくくっておる時点で人間が傲慢を極めておるのは明白よ。恥知らず。人間よ、始祖たるアダムは何を食べて何を知ったというのか思い出せ!! 人間は完成なんかしないぞえ、こんな時代では。ならば人なんぞまとめて猿まで退化して自然に還ってこそ、初めて他の生命に平等を名乗れるというもの。猿でも迂闊に火に触れれば手を引っ込めて二度と同じ過ちを犯さん、つまり悔いる事はできる訳じゃしの。人間には一〇〇%無理じゃが。あるいはその、何じゃ?

耳にするだけで抱腹絶倒の、笑い過ぎて死ねるほどの、他の動植物にはない特別な思考形態とやらが大切なのかえ? ぷっくっく、それはそいつはちいとばかり自らの存在意義を丸ごと否定する自殺的結論じゃなあ。親子の愛情くらい犬や猫にもあるし、言葉を使った会話なんぞ鳥や魚でも行うし、集団の社会性などアリやハチすら持っておる。ひっひひ、恋愛感情? この世に繁殖を求めぬ生物などいるものか。というか、高尚低俗に関係なく繁殖を疎かにする生物など時の流れの中で残っておられるか。ま、 人間などこの程度の浅はかな考えで捨て去るものしか持っておらぬと言われればこれこそ納得するより他ないがのう。….…. 故に、これはあまりにも明白な結論じゃ。人にその存在意義などない。この老骨、物理的にも精神的にもあらゆる面においてたかが人間ごときに骨を折って救済する価値なんぞいちいち感じられんがのう?」




その性根は、伝え聞いた伝説とは遥かにかけ離れていた。

世を救う主どころか、逆に破壊し尽くす暴君。

世界を救うほどの力を持ちながら、あまりに心が狭い個人だったのだ。


人々の悪意を利用しながらも世界を救いたかったフィアンマとも、多くの子供を犠牲にしてでもより良い世界に正したかったクロウリーとも、救う人間を選びながらも人々と世界の救いを願っていた超絶者とも、決定的に違う生々しい人間性。彼は自身を復活させた他の超絶者を薙ぎ払うと、その中で唯一生き残ったアリスに興味を向け───そして彼女の頭を砕いた


性格

己の興味がある事柄を優先し行動する。戦闘も興味が向かなければ適当にあしらうが、興味が向くと『退屈しのぎ』で相手をする。

その興味の方向性はまちまちであり、ペットボトルのバーコードに興味を向け周囲の警備員を適当に鏖殺したかと思えば、ペットショップの猫が可哀想だからと号泣しながら唐突に人間を皆殺しにしようと宣言する

ガチャガチャの中身に当たりがあるか興味が向くと、それを破壊して当たりがあるかを確認したり等。言動が無茶苦茶過ぎて予測できない。


CRCはその圧倒的な力を他者や世界を救う為に使わず、自らの暴虐に使用する

曰く「情念」であり、己の手の中にある『力』の大きさを把握しているが故に、それを他のために使用すれば相手の心が壊れてしまうほどに大きな力である。己の力を受け止められるのは当人だけであるが故に情念と遊び心のためだけに『力』を振るうのが結局は大きな世界に対して一番優しい


能力

圧倒的な魔術の達人であり、霊装や詠唱という作業を挟まずに行使可能。


  • キトリニタス

創約4巻でロザンゼルスの人々を消し去った大量の砂。


  • 不可視の攻撃

目に見えない不可視の攻撃。正体は目に見えない程高速な飛礫




関連タグ

創約とある魔術の禁書目録

橋架結社 超絶者

薔薇十字(とある魔術の禁書目録)


クリスチャン・ローゼンクロイツ

薔薇十字団

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました