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創約とある魔術の禁書目録

そうやくとあるまじゅつのいんでっくす

創約とある魔術の禁書目録(創約禁書)とは、鎌池和馬のライトノベル作品。『新約』から改題した禁書目録の新章。創約の英訳はGenesis Testament。
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略称は創約GT

創約禁書編集

新約とある魔術の禁書目録』と地続きの物語。


アレイスター=クロウリーが統括理事長の全権限を一方通行(アクセラレータ)に譲り、一方通行が新たな統括理事長として君臨する所から始まる。

タイトルの通り新しい時代を創るためか、R&Cオカルティクス社がもたらした魔術の大衆化に端を発し、今まで隠蔽されていたもの(魔術や暗部など)が明らかになり、科学と魔術、表側と裏側といった様々な壁が壊されて混在していく作風になっている。

旧約や新約のアンサー要素もあり、既存キャラの成長や活躍を意識した描写が多い。


創約突入の予告編集

リバースのラストでは「Ungrund」(※)を超えた存在が学園都市を外側から侵食するとアレイスター=クロウリーが土御門元春に警鐘を鳴らしており、それは「ホルスの時代」にも含有されない予測不可能な何かであった。

※ルネサンス期のドイツ人哲学者ベーメによる神をも飲み込む無底の底という概念。言葉通りだとしたら神による自己認識・自己産出に至るほど根源的な話になるが


薔薇十字アンナ=シュプレンゲルエイワス

「これで終わりと思うなよ」 とリバースの442Pで告げた。


そして次々ページ(446-447P)にて2020年新章突入の予告があり、電撃文庫の新巻告知欄にて本作のタイトルが判明した。


鎌池和馬公式情報のコメント編集

鎌池和馬です。創約シリーズがいよいよ始まります! 超とか壊とか他にも候補は色々あったのですが、やはりこの二文字かなと。そして今回はクリスマス。表向き神秘やオカルトを全く信じない学園都市の皆さんに、素敵なプレゼントが贈られる話です。お楽しみに。


素敵なプレゼント(意味深)

試し読みの段階であれ系が絡んでくると予想してた人もいるのではないか。


既巻一覧編集

無印(旧約)新約は各ページを参照。

第1巻クリスマスイブ編(仮)
第2巻R&Cオカルティクス編(仮)
第3巻オペレーションネーム・ハンドカフス編(仮)
第4巻ロサンゼルス編(仮)
第5巻オーバーハンディング編(仮)
第6巻渋谷編(仮)
第7巻橋架結社学園都市領事館編(仮)
第8巻薔薇の悪女編(仮)
第9巻CRC編(仮)
第10巻アリス=アナザーバイブル編(仮)
第11巻地獄巡り編(仮)


余談編集

無印(旧約)、新約、そして創約と続いた禁書目録ではあるが、果たして今回のシリーズで完結するのか否かについて、一部ではたまに議論されている。

というのも、この議論自体は昔からずっと話されてきた事なのだが、新約が終盤に差し掛かり、学園都市ひいてはとあるの世界を作ったと言っても過言ではないアレイスターが中心の話になるにつれ「学園都市の真実」や「今まで謎に包まれていたあの女の正体」が明かされ、物語の規模も無印終盤に負けないくらい大きくなった事から「これはついに禁書も完結するのでは?」と考える読者も結構いた。


しかし結局上条当麻力の正体は判明せず、新たな敵となるアンナ=シュプレンゲル本人も登場し、さらには22巻リバースの最後のページにて創約編が始まる事を告知されて、完結への期待または心配は杞憂に終わった。


この事もあって、特に完結を見届けたい読者の中には「もしや禁書は一生続くのでは?」と心配する者や、最悪未完のまま終わる可能性を考えて不安になってしまう者もいる。

逆に「禁書は一生続いてくれ」と願ったり「どれだけ続いてもついて行く」と覚悟している者もいたり。


スピンオフ作品であるとある暗部の少女共棲がやったことがキッカケで本作及びとある科学の超電磁砲の今後の展開次第でとある少女を復活させるエピソードをいつか執筆して欲しいという意見に賛成するファンが増え始めている。


一応この完結について考察している者もおり、禁書が22巻になるたびにナンバリングをリセットしている点、そのたびに新約や創約といった聖書を意識した副題を付けている点から、実際の聖書になぞって66巻目で完結するのでは?と考えられてたりする。

聖書は旧約聖書と新約聖書の二つがある事を知っていても、それらを合わせて合計66冊も存在する事はあまり認知されていない。


禁書はこれまで無印(旧約)を22巻、新約を22巻で終わらせている。実際には短編集とか後もう1巻あったりするが、少なくとも22より上の数字には行かず、また巻数を1に戻して刊行を続けている。

この事から禁書の物語も、聖書の66冊目にあたる創約の22巻目で幕を閉じるという風に考察されている。


それより早く終わる可能性も、まだまだ続く可能性もあるが、何にせよ完結を決めるのは原作者および編集者なので、読者は気長に待ち続けるしかない。

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