プロフィール
本の色 | こげ茶(※注1) |
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術属性 | 植物 |
人間換算年齢 | 9歳 |
好きな食べ物 | 魚、シシカバブー |
趣味 | 砂遊び |
魔界から降り立った場所 | ブラジル |
CV | 飯田利信 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)一応、ファンブック内では「焦茶」ではなく「こげ茶」表記となっている。
概要
邂逅編に登場した魔物の子。
本の持ち主はべリコ(詳細は「本の持ち主」の項目を参照)。
ゴフレ、フリガロに続き、読者目線ではブラゴが倒した3体目の魔物(アニメ版ではフリガロ戦が石板編直前に回されているため、ゴフレ→ポッケリオ→フリガロという順になる)。
人物像
容姿
一言で表すなら「木を擬人化した」ようなビジュアルをしており、切り株に目・鼻・口が付いたような顔面と、両肩から生い茂る(もしくは羽織っている)大量の葉が特徴的。
同じ植物属性であるスギナと比べると、スギナは「葉をモチーフ」「緑色が基調」「小人」といった可愛らしい纏まり方になっているのに対し、ポッケリオは「木をモチーフ」「茶色が基調」という「木のお化け」寄りのビジュアルになっている。
身長はかなり低く、ガッシュやティオといった小柄な魔物達と概ね同程度。
性格
実は作中で台詞を一言も発していないため、正確な人物像については判断材料が足りず不明(アニメ版ではCVが付いてはいるものの、驚いた時の声や術を出す時の声しか発しておらず、「台詞」は皆無である)。
ただ、作中ではブラゴに対して「逃げることを止めて正面から戦う」「逃走しながら隙を突いて攻撃する」等の主体的な行為が見受けられなかったため、追い詰められてガタガタと震える様子からしても臆病な印象は否めない。
もっとも、ブラゴは作中最強クラスの実力者であり、作者ブログにて「戦いに参加する魔物の8割が彼を恐れている」とも回答されているので、ポッケリオが特筆して臆病というわけではない……のかもしれないが。
術
術属性については、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「植物」属性と解説されている(スギナと同じ属性)。
やはり周囲に植物の多い環境の方がアドバンテージを得られるためか、作中ではアマゾンの密林を終始逃げ回っていた。
ジュロン
地面に手を着け、木の根を操って攻撃する。
詳細はスギナの記事を参照。
バルジュロン
「たのむぞ、木の戦士!」
両手を広げ、掌から多数の木の戦士(両腕が生え、幹に目・鼻・口が付いた細長い木)を召喚して使役する。
さすがにクリアのバードレルゴやザレフェドーラほどではないと思われるが、召喚した木の戦士達はポッケリオやべリコが具体的な指示を出さなくとも自動で敵を攻撃し続けるので、簡単な命令を実行できる程度の自律的な意思を持ち合わせていると思われる。
1体ごとの戦闘力は並程度だと思われるが、いわゆる「数の暴力」で攻めることが可能であり、シェリーが疲労困憊で倒れていたとはいえ邂逅編時点のブラゴを暫く手こずらせるほど。
ジュルク
自身の周囲の木々を茂らせ、身を隠す呪文。
原作・アニメ版の描写から、「術の力で新たな木々を呼び出している」のではなく「周囲に実在する木々を繁殖させる」ような効果だと思われる。
何気に作中に登場する「~ルク」系の中で唯一、魔物の身体に直接的な強化や変化を起こさない術となっている。
どう見ても肉体強化の効果ではないのだが、それでも「~ルク」系に分類されているのは、「木々で自身を覆い隠す」という効果が間接的にではあるが自身の身体に影響を与えているからだと思われる(相手から身体を見えにくくするのもある種の「強化」であるといった解釈だろうか)。
本の持ち主
べリコ
ポッケリオの本の持ち主。
南米人らしい褐色肌と、ややウェーブのかかった長髪が特徴的な男性。
CVは鶴岡聡氏。
プロフィールは公開されていないので、年齢や職業等は不明だが、国籍のみ「ブラジル」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて明かされている。
ポッケリオと同じく終始怯えてばかりだったので、性格な人物像は不明。
だが、「僕はこの力(魔物の力)でお金持ちになった」「僕はもっとお金持ちになるんだ」という台詞や、お金持ちと言う割りには質素な見た目であることから察するに、元々は貧しい生活を送っていたことが予想される。
どちらかといえば、細川のように「元から一定の職に就いていたが、魔物の力を得たことで私利私欲の歯止めがきかなくなってしまった」タイプではなく、ウルルと似た「貧しさから抜け出すために魔物の力を使い、やめることができなくなってしまった」タイプだと思われる。
活躍
初登場は原作55話(54話のラストではシルエットになっており容姿が不明だった)。
アマゾンの密林にてブラゴから3日以上も逃げ回っていたが、遂に逃げ場を失くして岩壁に追い詰められる。
「バルジュロンで生み出した木の戦士達に戦闘を任せ、自身はジュルクで再び隠れ直す」という戦術を実行。
シェリーが極限の疲労で倒れたことも相まって一時は優勢に立つも、ココへの想いで気力を振り絞ったシェリーが立ち上がり、渾身のアイアン・グラビレイにより木の戦士達どころか周囲の密林ごと押し潰され、生きてはいたものの地面に埋まってしまい戦闘不能に。
本は(なぜか)燃えていなかったものの、重力によってペラペラに潰されてしまい、ブラゴに本を剥がし取られて敗北となった。
原作最終回では、レイラ・ゲリュオス・パラマキロン・(見切れているが)レイコムと同じクラスになっており、レイラにノートを貸しているような様子が描かれている。
集合写真でもレイコムの隣に映っているため、クラスメイトとして交流が深まったのだろうか?
余談
意外とすごい?
戦闘力こそ低い印象が否めないものの、何気に作中最強クラスの強者であり、物語開始時点から広域の魔力感知能力を持っていたブラゴから3日以上も逃げ回るという芸当を成している。
そのため、極一部のファンからは「ポッケリオもアースと同じような優れた魔力隠蔽能力を持っていた」とネタ半分で考察されることも。
なぜポッケリオの本は燃えなかったのか?
前述のように、ポッケリオとぺリコは周囲の森林もろともアイアン・グラビレイを受けて潰されたのだが、なぜか戦闘後に本は燃えていなかった。
本がペラペラに潰れているため、ブラゴの術を直に受けたことは確実であり、「なぜ魔物の術を直接受けているのに火が着かなかったのか?」と疑問を抱かれることも多い。
これに関しては2023年12月現在も公式情報として回答・補足されておらず、現状ではファンの想像に委ねられる。
現状では、ティオのサイスやクリアのラージア・ラディスのように、本を一部でも「破る」「欠損させる」といった「明確な破損」の場合は本が燃えるが、ブラゴが重力で押し潰したような「変形」は破損と見なされないのではないか?という説が有力である。
関連タグ
ブラゴ/シェリー・ベルモンド……アマゾンにて交戦。
スギナ……同じ植物属性。環境アドバンテージを得て戦ったという点も共通(スギナは植物園、ポッケリオは密林)。
バーゴ……こちらは「なぜ本が燃えたのか?」と考察される魔物(詳細は個別記事を参照)。
レイコム/レイラ……原作最終回でちょっぴり絡みのある魔物達。