「こいつがオレを使い、悪いことをやればやるほど… オレは力が強くなっていく…」
「そして… こいつ自身がどんどん悪に染まることが…」
「オレにとっては… この上ない喜びなんだぜ…」
プロフィール
本の色 | 青 |
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術属性 | 氷 |
人間換算年齢 | 8歳 |
好きな食べ物 | 魚(※注1)、冷凍食品、ミントガム |
趣味 | 悪いこと、ドライブ(助手席) |
魔界から降り立った場所 | 日本 |
CV | くまいもとこ |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)同ファンブックでは「魚もカチカチに凍っている方が好き」とも解説されている。
概要
邂逅編で登場した魔物であり、主人公であるガッシュと清麿にとっての初戦の相手(アニメ版ではハイド)。
本の持ち主は細川(詳細は個別記事を参照)。
「主人公にとっての初戦の相手」という貴重な立ち位置故か、メインキャラ以外の魔物ではゲーム作品出演にも恵まれている。
人物像
容姿
逆立てた青い髪と、ギョロリとした大きな目、目の下の隈が特徴的。
シャツの中央にも氷のような模様が描かれている。
また、細川がレイコムを「道具」扱いしている影響で、シャツ、ズボン、スニーカーは全て薄汚れている。
性格
人間換算年齢が10歳以下の魔物の中では淡々としており、表情を変えることがほとんどない。
細川と出会った回想シーンを見る限り、「クール」というよりは「飄々としている」かのような印象も抱く。
作中では細川から「道具」としてぞんざいに扱われており、他者から見ればいいように利用されているようにしか映らないのだが、当のレイコムは細川が悪事を続ける事で自分の力が強くなる事を喜んでいる。
これに関しては清麿が「レイコムも細川の影響を受けて性格が歪んでしまった」と見なしているが、元から冷静なタイプだと思われるので、実際にどのくらい影響があったのかは解釈が分かれるところ。
術
術属性については、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「氷」属性と解説されている(フリガロも同じ属性)。
いかんせん最序盤で登場したため初級呪文しか使用していないものの、連載が進むに連れて比較対象が増えた現在では、実は初級呪文がどちらも非常に強力な効果を持っていたことが明らかになった。
ギコル
「やっぱ、まだ単調攻撃だけか!?」
「せっかくの道具も宝の持ち腐れだな!」
口を開け、鋭く尖った細長い氷を数発同時に発射する。
エネルギー系の攻撃が多い「~ル系」の中では珍しい「物体を発射する」タイプであり、他に物体を飛ばす「~ル系」はチェリッシュのコファル系のみ。
ガッシュのザケルに続いて登場した「~ル系」でありながら、効果的には「~セン系」に近いという独特な呪文でもある。
しかも口から発射するだけでなく、なぜか相手の足元から氷を直接生やすこともできるという「~ジャス系」のような効果も併せ持っている。
総じて「~ル系」でありながら「~セン系」のような殺傷力と「~ジャス系」のような不意打ち性能を併せ持っており、レイコムの素質が高かった証といえるだろう。
フリズド
口から高速の冷気を放ち(※)、足元の地面、対象の腕や足を部分的に凍結させる。
(※)原作版では「術を唱えた瞬間に相手を凍結させる」ような演出だが、アニメ版では「レイコムの口から滑るように冷気が放たれ、清麿を凍らせる」という描写が一度だけされている。
何気に術の発動から効果発生までが作中トップクラスと言っても過言ではないほど速く、数メートル以上離れた相手の身体を一瞬で凍結させるほどの即効性を持つ。
現に作中において、清麿は細川の真正面にいたにもかかわらず全く反応できずに凍結させられているため、もし細川が「ガッシュを第二の道具にする」目的ではなく「本を燃やして勝つ」目的で戦っていた場合、この時点でほぼ確実に負けていた。
後に登場したジケルドやダレイドといった拘束系の術が、いずれも効果が発揮されるまで若干のタイムラグがある点からも、瞬時に相手を拘束できるフリズドが如何に強力な術だったのかが窺える。
以下は本編では使用していない術。
ギシルド
ゲームオリジナル呪文。
氷の盾で攻撃を防ぐ。
ラギコル・ファング
氷の獣で攻撃する。地中からの奇襲も可能。
原作でフリガロが使用した呪文であり、ゲーム版でレイコムも使用できる。
ギコル・ガルゴ
ゲームオリジナル呪文。
氷の棘柱で地中から攻撃する。
ガンズ・ギコル
ゲームオリジナル呪文。
氷の弾を乱射する。
ラージア・ギコル
ゲームオリジナル呪文。
広範囲に尖った氷の弾を発射する。
ラージア・フリズド
広範囲に冷気を放ち、巻き込んだものをまとめて凍らせる。
ラギコル・ファングと同じく原作でフリガロが使用した呪文であり、ゲーム版でレイコムも使用できる。
活躍
初登場は原作4話。
メタ的に言えば、ガッシュと清麿に「本と魔物の関係」を教えるような立ち位置の敵役として登場した。
冷凍倉庫内で冷凍食品の魚を食べている所を細川に発見され、そのまま細川の所に居着いた。
ある日の放課後、河原を通りかかったガッシュ・ベルと高嶺清麿を襲撃し、戦闘に。
強力な氷の術で2人を終始圧倒し、いざ清麿が逃走しようとした時にもフリズドで拘束するが、最後の最後でラシルドによってギコルを反射されダメージを負う。
その際に氷へ付与されていた電撃で本が燃えてしまったため、魔界へと送還された。
その後は回想などで登場することも無かったが、原作289話にてガッシュがクリアに激怒しているシーンで思い浮かべている魔物の中にレイコムも含まれている(やはり初戦の相手ということで印象深かったのだろうか?)。
原作最終話では、レイラ・ポッケリオ・ゲリュオス・パラマキロンと同じクラスに(見切れているが)映っている(髪型の似ているツァオロンがバリーと共に映っているため、消去法でレイコムで確定)。
集合写真でもポッケリオと隣り合っているため、クラスメイトとして友好を深めたのだろうか?
関連イラスト
関連タグ
フリガロ……同じ氷属性。こちらもなかなかの実力者。
ダニー……公式ファンブックの情報として趣味が共通している魔物(レイコムは助手席とはいえドライブ)。また、ミント系の食べ物が好きという点も共通。
ハイド……アニメ版における「初戦の相手」。
ワイグ……続編「金色のガッシュ!!2」における「初戦の相手」。