概要
『マイティ・ソー』という作品の主人公。
ソーはトールの英語読みで、キャラクターの設定としても北欧神話での雷神トールをさしている。
プロフィール
人間名:ドナルド・ブレイク
本名:ソー・オーディンサン
種族:雷神(アスガード神)
アスガードの神々の王オーディンとミッドガルド(人間界)の女神ヨルズの間に生まれた。世継ぎになるべく育てられた彼はアスガード最強の戦士と呼ばれるまでに成長した。
しかし、その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは事あるごとに横柄な態度をとるようになってしまった。それを見かねたオーディンは、自分の息子が謙遜を覚える必要があると悟り、ソーの記憶と能力を奪い右足に障害を持つ人間ドナルド・ブレイクへと転生させた。
成人し、医者となったブレイクは子供の頃から何故か北欧神話に心引かれ魅了されてきた。そして休暇でノルウェーに旅行をするが、その旅先で地球へ侵攻してきた土星人の先遣隊に遭遇する。洞窟に逃げ込んだブレイクであったが、入り口を塞がれ閉じ込められてしまう。そこに転がっていた杖ほどの長さの木切れを使って脱出を試みたが、非力なブレイクの力ではどうしようもなく途方に暮れる。そして、苛立って自暴自棄になり木切れを投げ捨てたその瞬間、奇跡が起こる。木切れは魔法のハンマー「ムジョルニア」に変貌し、それと共にかつての姿と記憶を取り戻してソーとなったブレイクは、その力を使って土星人達を一蹴する。
その後帰国したブレイクは、看護婦のジェーン・フォスターと共に医師として病気の人々を救いつつ、ムジョルニアを使ってソーとなり侵略者から人々を守る二重生活を送ることとなった。
実写映画版では経緯が違い、記憶は奪われず「ソー」として地上に落とされてしまっている。(ドナルド・ブレイクと言う名前も一応本編に出ている。)
力自体は奪われている物の肉体能力自体は人間離れしている為、暴れ放題するシーンもチラホラ。
またジェーンも天文学者という設定になっている。
能力・技能
- イドゥンの金のリンゴを定期的に摂取することで、寿命を伸ばし不老の体を得ている。
- アスガード最強とまで謳われるほど怪力を誇り、スタミナや身体強度も並みの相手では全くダメージを与えられない。
- 近距離戦での格闘能力は非常に高く、ハンマーや剣や棍棒といった武器の扱いに長けている。
- 神としての長い経験のおかげで、非常に高い戦略的知識と直感力がある。
ムジョルニア(ミョルニル)
神秘の力を秘めた魔法のハンマー。
- 高い強度を誇り、ソーと同等以上の高潔な心の持ち主でなければ持ち上げることが出来ない。
- 普段は足に障害のあるドナルド・ブレイクの杖の姿になっており、これを地面に叩きつける事でムジョルニアになる。
- ソーへ変身するための鍵としての役割を持つ。
- 天候を操り、雷を放ち、亜空間の出入口を作り出してテレポートさえ可能にする。
- 素材はウルと言う特殊金属によって作られており、長さは60cm。オーディンの魔力によって生成されている。
- 昔はアスガード以外の場所で手を離すと、60秒で元の姿に戻るという欠点があった。
主な登場人物
オーディン:父であるアスガードの王。
ボルダー:ソーの異母兄弟。名前はバルドルの英語読み。
シフ:ソーの元許婚である狩りの女神。神話ではソーの妻である。
スリー・ウォーリアーズ:ファンドラル、ホーガン、ボルスタッグの三名。ソーの戦友。
ヘイムダル:虹の橋(ビフレスト)の管理者。
ジェーン・フォスター:ブレイクの勤務先の同僚ナース。実写映画では、ナタリー・ポートマン演じる天文物理学者として登場。
ソーの義弟にして最大の宿敵。元々は巨人族の息子だが、オーディンの養子に入り育てられた。後に王になることを約束され才能もあるソーを妬み、亡き者にしようと策略をめぐらせる。しかし、他のヴィランと共謀し策略を駆使して戦うことが多く、自分自身が戦うことはあまりしない。自分の目的の為には手段を選ばない卑劣漢。
ヨトゥンへイムに暮らす巨人族。この王の子供がロキである。
サーター
世界の終わりに現れるとされる火の巨人。名前はスルトーの英語読み。