CV:庄司宇芽香
概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』第24話で初めて明るみになった謎の存在。名前は同話エンディングクレジットから。
第1話以前(おそらく1年前)にスカイランドに顕現し、国王と王妃の2人だけに以下のような神託を告げ2人の前に赤ん坊を出現させる。
「スカイランドは滅亡の危機に瀕している。滅びを防ぐためには運命の子を育てる必要がある」
「この子をどれだけ愛しても、然るべき時が来ればあなたたちの元から離れる運命にある」
「あなたたちは『かりそめの親』に過ぎない、それが受け入れられないのであれば他の養育者を探す」
国王夫妻は一番星に託された赤ん坊を見て、たとえ「かりそめの親」と言われても精一杯愛を注ごうと赤ん坊の手を取る。その「運命の子」こそがエルだったのである。恐らくこの国王夫妻との出会いの日が「エルの誕生日」になっているものと思われる。
とはいえ、作中ではスカイランドに関する言及しかしていない為、現在プリキュア達が成り行きで守っているとは言えましろ達の世界…ソラシド市に対する配慮が無い事を疑っている視聴者もいる。
もっとも、元々スカイランドとソラシド市は時々つながる事があるというだけの関係で行き来が容易でなかった上に、エルがソラシド市にやってくる事になったのも半ば偶然と言えるものではあり、予想できなくても仕方がないと言えば仕方がないのだが。
第44話にて、同じく庄司氏がボイスを担当するエルレインが登場したため、何らかのつながりがあると思われる。
更に言えばこの回でのカイゼリン・アンダーグの目的がスカイランドへの復讐である事が明確になり、ソラシド市が狙われる道理が全くない事も明らかとなった。
演者について
演じる庄司宇芽香女史はプリキュアシリーズ初出演。
関連タグ
???:運命の子が覚醒した姿。
プリキュアシリーズ関連
- スタープリンセス:『スター☆トゥインクルプリキュア』の登場人物達。世界の危機を予言し、星奈ひかる達プリキュアにプリンセスターカラーペンの探索と、星の力を宇宙妖精フワに授けて育てるという重要な使命を与えるが…。
ネタバレ
正体は生涯を終えたエルレインの魂であった。
エルレインは300年前のアンダーグ帝国でカイゼリン・アンダーグと心を通わせ、カイゼリンの必死の説得もあってスカイランドと和平を結ぶ事ができた(この辺の詳細はカイゼリンの記事を参照)。
しかし、ある時アンダーグ帝国の方が一方的に国交を断絶してしまった。これに嫌な予感を抱いたエルレインは、万が一の事態に備え、自分の力をマジェスティクルニクルンとして分離した。相当長い時間をかけたらしく、この時既に老体となっていたエルレインにとってその代償は重く、肉体は滅び、残る魂は一番星へと姿を変え、キラキラエナジーを蓄えながら来るべき日に備え続けていた。
エルレインの危惧は現実となり、現代にてアンダーグ帝国が活動再開する。一番星は自分の力を使ってエルを生み出し、スカイランド国王・スカイランド王妃夫妻に託す。すなわちエルの正体は一番星になったエルレインの分身、あるいは転生体とも言える存在である。