黄黒
きくろ
曖昧さ回避
黄黒とは
- 漫画『黒子のバスケ』に登場する黄瀬涼太×黒子テツヤのBLカップリング。
- スーパー戦隊などの黄と黒のカップリング。大半がBL。
- 急襲戦隊ダンジジャーにおける長崎琥珀(ダンジイエロー)×佐賀黒ノ介(ダンジブラック)のBLカップリング。
pixivではもっぱら1.の意味で使われている。
原作における描写
※以下ネタバレあり※
誠凛対海常戦(練習試合)にて
黄瀬は練習試合の対戦相手が、黒子の進学した誠凛だと聞いて挨拶に出向く。その際に黒子を海常に誘おうとするが、ことごとく黒子から拒否されてしまう。
練習試合の当日になると、黄瀬は自ら誠凛の選手たちを迎えに出向き、「あんなにアッサリフるから・・・毎晩枕を濡らしてんスよも~・・・」と泣きながら黒子に詰め寄った。
試合中も黄瀬は黒子が認められるとまるで自分のことのように喜び、さらに黒子語りを始めようとして主将の笠松にどつかれたり、火神に弱点が黒子だと指摘されたり、自分の不注意で怪我を負わせてしまった黒子を名を呼びながら悲しそうに見つめたりと見どころが多い。
練習試合終了後、黄瀬はステーキ屋から出てきた黒子を連れ出し、黒子と二人きりで話をする。
「黒子っちにフられ、試合にも負け、高校生活いきなり踏んだり蹴ったりっスわ」
とため息をつく黄瀬。
どうして全中の決勝が終わった途端に姿を消したのか。
問い詰める黄瀬に対して黒子は「わからない」と答えるが、火神のバスケへの姿勢に感銘を受けていることを黄瀬に告げる。それに対し黄瀬は、
「黒子っちと火神は・・・いつか決別するっスよ」
「いつか必ず・・・『キセキの世代』と同格に成長してチームから浮いた存在になる。その時火神は・・・今と変わらないでいられるんスかね?」
と黒子を揺さぶる。
しかし直後、現れた火神と共にガラの悪い連中に刃向かう黒子を助けると、黒子の無茶に対する二人の応酬に何を思ったのか、「最後に黒子っちと一緒にプレーできたしね!」との言葉を残し爽やかな笑顔で去って行った。
誠凛対正邦戦にて
聞かれてもいない黒子の星座(みずがめ座)を元気に答える黄瀬。そこまで聞いていないという笠松キャプテンのつっこみはもっともである。
さらに黒子のみずがめ座が最下位とわかると
「・・・・・・最悪っス」
と落ち込む黄瀬に歪みはない。そして黒子のことを
「・・・・・・達人ならいるっスよ 誠凜にも」
と嬉しそうに語った。
誠凛対秀徳戦にて
『火神を黒子っちの今の相棒(光)と呼ぶなら青峰は「キセキの世代」のかつての相棒(光)』
このモノローグを黄瀬が物思いにふける顔で言うのも、試合後の祝勝会にて青峰のバスケは好きじゃないという黒子を黄瀬が見つめるのも、実に意味深である。
誠凛対秀徳戦(WC予選決勝リーグ)にて
「このまま黙ってるはずがない 『キセキの世代』幻の6人目は伊達じゃないっスよ」
と黒子を語る黄瀬。
「変わったんじゃなくて 変えられたんじゃないスか?」
「なんでっスかね・・・・・・ あの人と戦ってから・・・ 周りに頼ることは弱いことじゃなくてむしろ・・・ 強さが必要なことなんじゃないかと思うんス」
と満を持して黒子が現れるコートへと思いを馳せる。
誠凛対陽泉戦にて
紫原が跳べないという確証はなくとも、一歩も迷いなくブロックへ向かった黒子に対し、黄瀬は
「諦めるってことを知らなすぎっスよ・・・ホント」
と評している。
そして海常高校バスケ部の面々とすれ違う際、黒子は黄瀬に準決勝で待っていると告げ、黄瀬はもちろんだと不敵に微笑みを返す。
第172Qにて
オーバーワークによる足の痛みに加え、技のストックも底をつき、灰崎に嘲笑される黄瀬。
そんな黄瀬の元へ声を張るのが苦手なはずの黒子の大声での声援が届く。
「信じてますから・・・! 黄瀬君!!」
周囲の観客たちも「だれ? どこ?」と首を傾げる中一瞬で黒子を特定した黄瀬は、「準決勝で待ってます」という黒子との約束を思い出して微笑み、
「女だの肩書きだのほしけりゃくれてやるよいくらでも んなことより大事な約束があるんスよオレには」
「必ずそこへ行く・・・ジャマすんじゃねーよ・・・!」
と「完全なる模倣」を発動させた。
誠凛対海常戦(WC準決勝)にて
第184Q
帝光中学時代、黄瀬がスタメンに選ばれた時の回想。大いにはしゃぎつつ、
「これも黒子っちの熱心な教育のおかげっスね!」
ときらめきながら告げる黄瀬に
「僕別にバスケは教えてませんが」
とつっこみを入れる黒子。
誠凛対海常の試合前、黒子は黄瀬に対して、黄瀬のことがいい意味で嫌いだったと中学時代からずっと秘めてきた想いを告白する。
教育係についた黄瀬のことを特別に感じていた黒子は、あっという間に自分を抜いていく黄瀬に、才能が違うとわかっていても負けたくなかったのだ。
「つまり僕は・・・一方的ですが あの時からずっと 黄瀬君のことを ライバルだと思ってきました」
そんな黒子の告白に対し黄瀬は
「・・・まいったな 良いイミ・・・どころか 最高に燃えるんスけどそーゆーの!!」
と誰も予想していなかった開幕からの「完全無欠の模倣」で応えてみせた。
第201Q
試合も終盤、一対一の勝負を仕掛けてきた黒子に対して黄瀬は初めて失望をする。
しかしすぐに『・・・一瞬がっかりした ・・・けど そんなわけないか』と考えを改めている。
以下、次のような黄瀬のモノローグが続く
『黒子っちはいつだって全力で勝つためにあがいてる
ショボい奴なんて見下すことぐらいしかしなかったオレが初めて尊敬したショボい奴
ライバルって言ってくれたことは本当に嬉しかった だから勝ちたい絶対!』
この言葉から黄瀬にとって黒子がいかに今までの価値観をひっくり返した特別な存在かがよく判る。
誠凛対洛山戦にて
第249Q
影の薄さという特性を失い一度ベンチに戻った黒子が再びコートに帰ってきた。
このとき黄瀬はいち早く黒子がミスディレクションの誘導パターンを少しずつ変えている事に気付く。
第250Q
あくまで影に徹する黒子に黄瀬は
「影に徹する口で言うのは簡単スけど実はそれはとてつもなく難しい
必要なのは選手としての本能を抑えこむ鋼のような理性
新型の幻の6人目黛千尋には性能では勝っても黒子っちに絶対勝てないものがある
それは6人目としての経験と6人目としてチームのために戦う意志
つまり影である覚悟の重さ」
と、番外編の練習試合での黒子の言葉を回想しながらそう語っていた。
最終Q
黒子のロッカーにキセキたちとの集合写真が貼られている。
これは黒子の誕生日に企画されたものらしくキセキみんなでストバスをしていたようだ。
この写真で黒子は黄瀬の方をみてきょとんとした顔をしているが、黄瀬はしっかりと黒子の隣をキープしてウィンクをしながらとてもいい笑顔をしている。
是非とも編集履歴からとむ様の編集版を見ていただきたいです!