概要
別名トカゲ科(但し、日本爬虫両棲類学会ではトカゲ科を適切な名称としており、これを踏まえて、学術・教育関係の文献・資料ではトカゲ科とするのが一般的である)。
1300種以上が含まれる。
カナヘビ科と並んで、典型的なトカゲ体型を有するものが多いが、四肢が退化傾向にある種、あるいは完全に欠いたヘビ型の種も存在する。
頭部はやや扁平な円錐形。眼は中程度の大きさだが、退化傾向にある種もいる。瞳孔は通常円いが、縦に細い種もいる。瞼に透明鱗を持ち、瞼を閉じても視覚を有する種や、そもそも瞼を欠く種も多い。歯は側生で円筒形を基本とするが変化が大きい。舌はやや太く先端に切れ込みが入る。皮下骨は全身で発達する。体鱗は光沢のある瓦状鱗で、基本的には平滑だが、短隆条を備えるものも珍しくない。大腿部に鼠蹊孔はない。尾の長さは中程度(通常は全長の50~60%程度で、30%程度の種も存在する)。
原則として昼行性]]かつ地表棲だが、地中棲の種も多数存在し、樹上棲・半水棲・海浜棲の種も存在する。
基本的に卵生だが、胎生種も存在する。
南極大陸を除く全世界に分布し、旧大陸の温帯から熱帯、及び近隣の島嶼部に多く、マダガスカル島やオーストラリアには珍奇な物が多数存在する。南米に産するものはごく少ない。