概要
CV:長谷川育美
15歳で婚約破棄をされて以降、20歳の誕生日に死亡するというループを繰り返している少女。
本編は、7度目に婚約破棄の場面に戻ったときから始まる。
これまでの6度の人生の記憶やスキルは保持している。スキルは、師事した人物には劣るものの、高いレベルを有している。
プロフィール
人物
容姿
珊瑚色のロングヘアでエメラルド色の瞳をしている。珊瑚色の髪色は母親の赤髪、父親の金髪を半分ずつ受け継いだものとのこと。また、エメラルド色の瞳はエルミティ国の王族の血族の証である。
性格
婚約破棄後の人生でわかるように前向きで明るい性格である。また、新しい世界を目指し、いろんな存在を尊ぶ存在としている。また、コルセットが存在する世界ではあるが、動きにくいのを嫌う為、つけていないという設定がある。
経歴
婚約破棄まで
生後1ヶ月でエルミティ国の王太子ディートリヒとの婚約が決められた。幼い頃から将来の「王太子妃」として関連する教育を受けていた。また、自身の両親から女性で家の跡継ぎになれないことを揶揄され、「王太子妃としか存在価値」がないということを常々言われていた。加えて、王太子よりも秀でた行動をすることで、王太子の気持ちを乱すことを禁止されていた。そのため、王太子を守るためという名目で剣術を習っていたが、ディートリヒを圧倒してしてしまったため、禁じられてしまった。(ただし、親の目を盗んで練習を積んでいた。)優秀であったが故に、「完璧」なリーシェに対してディートリヒからよく八つ当たりをされていた。両親との関係は良いとはいえず、対外的な誕生日「夜会」はあったものの、「誕生日を両親と一緒に祝ってもらったことはなかった」とアルノルトに明かしている。
婚約破棄以降
15歳の夜会で「マリーに対して無礼な振る舞いをした」という無実の罪で婚約破棄されてしまう。これまで6回の人生を生きたが、いずれも戦争に起因したものにより、20歳の誕生日に死んでいる。そのたびに15歳の婚約破棄の場面に戻ることを繰り返すことになる。これまでの人生は充実していたものの、かなり忙しかったらしい。(睡眠時間は4時間が当たり前で、忙しい時は3時間の睡眠だったと回想している。離宮で最初に目覚めたときに「6時間も寝てしまった」とびっくりしていた。)そのため、今回の人生では20歳以上まで生きることと、悠々自適に過ごすことを目標にしている。
1回目の人生:商人
婚約破棄のため家から追い出され途方に暮れていたところ、たまたま通りかかった商人の馬車に拾われた。商人たちとともに旅をし、「世界中の国に行ってみたい」という夢ができるが、かなうことはなかった。
2回目の人生:薬師
1回目の人生ではできなかった私物を持ち出すことには成功するが、商人に会うことは出来なかった。そのため、荷物の中にあった異国の薬草図鑑をきっかけとして、私物を売り、異国に渡って薬師となった。その際に師匠と共に患者としてある国の王族の治療に当たっている。
3回目の人生:錬金術師
2回目の人生で知り合ったとある高名な錬金術師に弟子入りするが、ある薬の取り扱いで師と喧嘩別れした。
4回目の人生:侍女
最初はやんちゃな兄弟に仕えたが、後にあるお嬢様に仕えることになった。
5回目の人生:狩人
ある男性を助けたところ、その人物が「狩人」と呼ばれる集団の首領だったため、彼らと共に行動するようになった。
6回目の人生:男装騎士
男装して旅をしていたときに、剣術の腕を買われ、騎士団に入ることを勧められた。
アルノルト・ハインとの関係
これまでの人生で死ぬ遠因となった戦争を引き起こした張本人である。6度目の人生では男装騎士として戦い、直接殺されている。
本編の7度目の人生では、夜会から屋敷へ戻るためにこれまでと別のルートを選んだことで、一番早く面識を持つことになった。皇太子である彼を「皇帝」と呼び、2階から飛び降り、受け身をとったリーシェの姿に興味をもったことで、婚約者として求められることになる。