概要
ガンダムレオパルドの改修機。通称「レオパルドD」。ガブルとの戦闘で中破したガンダムレオパルドに、キッド・サルサミルのアイディアに基づいて大規模な改修を加えた機体。
ガンダムレオパルドは従来から多数の火器を搭載していたが、ガンダムレオパルドデストロイになってから更なる重武装化が図られる。主武装であったインナーアームガトリングは左右2連装のツインビームシリンダーに変更される。宇宙での戦闘を想定して、グレネードランチャーをリストビーム砲に、頭部のヘッドバルカンとヘッドキャノンをヘッドビーム砲に変更するなど、ビーム兵器の増加が図られた。これらは並行して行われたジェネレータ出力向上の恩恵に拠るものである。この他にも肩部分の武装が一新され、両肩には4門のショルダーランチャーを装備。右肩のショルダーミサイルはセパレート化して左肩にミサイルポッドとして装着。 右肩には2連装のビームキャノンを装備された。さらには接近戦装備としてヒートアックスも追加されている。従来からのブレストガトリング、ホーネットミサイル、セパレートミサイルポッド、ビームナイフはそのまま残された。
両肩のビームキャノン、11連ミサイルポッドはハードポイント接続となっている。ガンダムレオパルドに輪をかけて重武装となっているが、重量はさほど変わっていないため機動性は損なわれていない。カラーリングは緑色から赤茶色に変更されている。
武装
ツインビームシリンダー
インナーアームガトリングに代わるメインウエポン。「ツイン」の名の通りに両腕に装着される。通常はアームによってバックパックに装着されており、使用時には腕に装着する。インナーアームガトリングより小型化はなされているが破壊力は変わっておらず、単純計算すれば以前の2倍の威力を得る事ができる。小型化によって肘関節が露出する構造になり、インナーアームガトリングよりも射線がとりやすくなっているため、攻撃力、機動力、命中精度がそれぞれ向上した事になる。
右腕用はガトリング砲、左腕用は複合ビーム砲になっている。
ヘッドビーム砲
ヘッドバルカン・ヘッドキャノンに代わって頭部側面に装備された小型ビーム砲。
リストビーム砲
グレネードランチャーに代わって右腕に装備された大径1門、小径4門の5連装ビーム砲。
ツインビームシリンダーを装着すると、腕ごと収納されてしまうため使用できなくなる。
11連ミサイルポッド
右肩にあったショルダーミサイルは右肩駆動部の改良の為セパレート化され、左肩アーマーのハードポイントに連装型ランチャーポッドの形で装備される。
ショルダーランチャー
両肩アーマーに計4門装備された追加武装。ショルダーミサイルを移動させた際に余裕の出来た両肩部アーマーに追加されたものである。ビーム兵器なのか実弾兵器なのかは資料によって曖昧である。
ビームキャノン
右肩ハードポイントに装備された2連装ビーム砲。稼動範囲が広いため広範囲の敵を狙撃出来る。
ブレストガトリング
胸部装甲内部に設置された2基のガトリング砲。使用時はハッチを開放して発砲する。コクピットに近い部分にあるため、ハッチの装甲は他の部位の2倍の強度を持つ。
ホーネットミサイル
両膝アーマーに格納される赤外線追尾ミサイル。赤外線探知装置を内蔵しているため、レーダーの使えない場所でも自動追尾可能。しかし悪天候下では命中率が低下してしまう。
ビームナイフ
右脛側面にマウントされた接近戦用武装。通常のビームサーベルより刃渡りが短い分エネルギー効率が良く、長時間の使用が可能。
セパレートミサイルポッド
左脚に装着されるオプション武装。中型ミサイルを4基格納する。
ヒートアックス
斧状の接近戦用武装。高温に熱せられた特殊金属の刃で敵の装甲を熔断する。不使用時は左腰部に装着される。