クアッド

クアッドとは、「4つ」を意味する英単語である。一般には日本、アメリカ合衆国、オーストラリア、インドからなる協力枠組みを意味する。英文正式名称は"Quadrilateral Security Dialogue"で、日米豪印クアッド、日米豪印戦略対話、日米豪印首脳会合といった和訳をする。

2004年のスマトラ沖地震に対処した4国の経験をもとに、当時の日本の首相、安倍晋三が提唱。安全保障面では主に中華人民共和国の台頭に対処するための軍事的な協力関係となっている。他に新型コロナ等の疫病対策、テロ対策、インフラ整備において4国の協力を育む事業となっている。

クアッドプラスと呼ばれる、韓国、ニュージーランド、ベトナム、EUなどへの拡大も試みられている。課題によっては拡大外交が成果を挙げているが、現時点では具体的な加盟国拡大には至っていない

関連タグ

NATO　先進国首脳会議