概要
原作漫画版では第32話、アニメ版では第15話より。「葬送のフリーレン」のシュタルクとフェルンの社交ダンスシーンを描いたファンアートに付けられているタグ。
漫画版ではほんの数コマだったものを、アニメ版ではEDをカットしてこの場面の尺に費やした。
遠い縁戚に当たる貴族子息の戦死を秘匿する為の身代わりとして国の知識や作法を叩き込まれるシュタルクと、彼にエスコートされるパートナー役として遅れて訓練を積むフェルン。
そして迎えた社交会当日。
「せっかく練習したんだしさ。踊ろうぜ」
手を取り合った二人がホールに立ってからの圧巻の約60秒である。
ステップの合間に緊張で強張っていたフェルンの表情がシュタルクのリードでゆっくりと解れていく演出は秀逸。
このアニメスタッフによる「顔面を破壊する魔法」をアニメの視聴者は食らい、惨憺たる有様になったのであった。
原画の作画は、韓国出身のアニメーター・MYOUN(묘운)氏が担当。ダンスシーンは東京・墨田区にある大竹辰郎ダンススクールにわざわざ取材をしたうえで、モーションキャプチャーは使用せずに参考映像のポーズを目で見てカットのアングルに合わせて再現。完成した動きに合わせて髪やドレスの動きの作画を追加で足している。
なお、バックに流れるワルツも、この場面に合わせて書き下ろされたものである。