プライベートゾーン
ぷらいべーとぞーん
性教育で使われる用語で「水着着用時に隠れる部位」と説明される。「水着ゾーン」ともいう。
性教育で使われる用語。
体(身体)のなかで、簡単に外で出したり他人に見せたり触らせたりしてはいけないとされる部分。
歴史を辿ると、かつては外国では、男女共に平等的に統一化されていた時代(日本では江戸時代から明治時代間)もある。
子どもたちが性的な被害を受けないため、また性的ないやがらせに対してNOを言えるようにするために、教えておくと有効な概念であるとされる。
その他については、お察しください。
範囲は男女で異なり、学校教育の場面で隠される範囲であることから、「一般的なスクール水着を着たときに隠れる部位」だと説明されることが多い。
「プライベート」という言葉が難しい子どもには「水着ゾーン」「下着ゾーン」と教えることもある。
プライベートゾーンの許容範囲は時代の流れにより返還(変化)が激しい事でも有名である。
具体的な部位は以下の通り。(国によるがここでは基本的に日本準拠のもの)
男女別の部位はいずれも生殖に関わる部位であり、場面次第で性的な意味を帯びることからプライベートゾーンとなっている。
そのほか、防犯対策の観点から口もプライベートゾーンに含まれることにする場合があるが、他人から見えないように隠すわけではないので定義には沿わない。この場合はマスクをすることを指すのである。
基本的に、プライベートゾーンは簡単に外で出したり他人に見せたりしてはいけないとされるが、以下のような場面では必要性があるため、「例外」として教える。
例外となる場面 | 出す部位 | その理由 |
---|---|---|
男子がトイレで小便器を使うとき(立ちションをするとき) | おちんちん | 用を足すために必要なことだから。男子のおちんちんは排尿器官でもあり、その目的で使うときに性的な意味はないため。 |
銭湯や温泉などの公衆浴場、修学旅行や林間学校のお風呂で、入浴するとき | 全身 | 裸にならないと身体をきちんと洗えないし、衣類や布類を湯船に入れるのは不衛生だから。 |
医師や看護師、保健の先生などに検診や診察を受けるとき | 指示を受けた部位 | 正確な検診や診察を行うには、肌を直に見たり触ったりすることも必要になるから。命や健康を守ることは何よりも大事だから。 |
最も重要なのは、プライベートゾーンに限らず自分のからだは自分のものであって、されたくない扱いは拒否していいということの理解である。プライベートゾーンを教えるのは、その第一段階ともいえる。