概要
スプラトゥーン3の追加コンテンツであるエキスパンション・パス第二弾、『サイド・オーダー』に登場する謎の塔であり、今作の戦いの舞台。
本来のハイカラスクエアにおいて街のシンボルである「デカ・タワー」があるはずの場所に存在している。
純白と化したこの世界においては、同じように真っ白かつ、どことなく秩序的に建て直されたような外見をしている。
内部にはエレベーターが存在しており、どうやらカラーチップを集めながら各階層を攻略していく必要がある模様。
はるか天空まで続いているようで、巻き込まれた8号とドローンになったヒメはこの塔の最上階を目指し、同じく巻き込まれたミズタと共に登っていくことになる。
公式X(旧Twitter)での短文投稿によると、この世界(秩序の街)の中心にそびえたつ不思議な塔で、秩序の街と同様に独自のルールで構築されているらしい。入るたびに各フロアの構成が変化するらしく、エレベーターを使って1階ずつ上ることができるという。
仕組み
- 進み方
塔の中にはエレベーターがひとつ存在しているが、一階ずつしか登れない。
各フロアにはカラーチップとクリア条件の指定されたステージが3つ存在しており、ステージによって難易度と貰えるカラーチップが異なる。
カラーチップを集めて階層を進んでいき、最上階を目指すのが今作の目的である。
ただし、ゲームオーバーになると所持していたカラーチップはすべて消滅し、一階からやり直しになってしまうため、攻略をする際はよく考えて選ぼう。
ステージによってはカラーチップが2枚もらえる場所があり、クリアするとそのカラーチップが2枚装備される。1回で2ステージ分確保できるので、出てきたら挑戦してみよう。
- フロアについて
フロアは3つランダムに選ばれる。
選択肢の下へ行くほどもらえるネリコインが増えるが、だいたい難しくなっていく。
クリア条件は以下の通り。
ポータルの破壊
ステージ内にあるポータルを全部破壊するシンプルなもの。
難易度が高くなると、敵が増えたり大きなポータルが出たりする。もたもたしているとスケルトーンだらけになってしまうので、どんどん破壊していこう。
アラマンボの全滅
ハチを見つけると慌てて逃げ出すスケルトーン、疾走するアラマンボを全員倒すことが目的。
逃げる方向を塗っておいて動きを止めた隙を突くか、ボムでステージ外へ吹き飛ばしてやろう。
エリア確保
いわゆるガチエリア。
一定時間保つとチェックポイントとなり、塗り返されてもそこでストップする。
よく対空処理に追われることとなるので、射程と塗りの強化も忘れずに。
ボール入れ
みんなのトラウマ、エイトボールのような球を転がしてゴールへ入れる。
流石にエイトボールが鬼畜過ぎたためかかなり難易度は下げられており、ステージ外への落下が無くなった他、ゴールポイント近くまで持っていくと自動で吸引してくれるようになった。
放っておくとグラーヴェが勝手に頭突きしてしまうのでさっさと転がしてしまおう。
プロペラヤグラ
注射器にプロペラがついたような簡易型ヤグラ、「プロペラヤグラ」を最終カンモンまで動かす。
プロペラヤグラはインクを動力としており、ハチやヒメドローンの攻撃で貯まったインクで移動する。カンモンへ着くと逆方向へ引っ張られてしまうため、攻撃を持続させて突破させよう。
カンモン突破時に衝撃波を放って周りのスケルトーンを蹴散らしてくれる。
放置すると少しずつ逆進してしまうため、スケルトーンを片付けつつ進めるのがコツ。
- ボーナスとトラブル
ステージによってはボーナスが発生していることがある。
追加で課される条件を達成するとネリコインが増えるものと、余っているパレットの枠にランダムで1系統のカラーチップが自動で埋められそのチップの効果を存分に振るえるカラーチップフィーバーがある。
逆に、塔のシステムのバグによってトラブルが発生していることがあり、ステージに悪影響が出てしまう。
例えば最初から相手の黒インクでステージが塗りつぶされている「全塗られ」、スケルトーンが興奮状態で出てくる「スケルトーン強化」、ハチの周りしか見えなくなる「暗闇」、などなど。
面倒極まりないが、放っておくとそのステージに起きているトラブルが増えてしまうため、早めに片付けておくのがオススメ。パレットが万全でないうちは、難易度が軽いステージでトラブルを解決しよう。
- ハッキング
塔は上記の通り、やり直しになるとあらゆる強化が無に帰してしまう。
しかし、カラーチップは無くなる代わりにシンジュに変換され、これを消費してイイダに塔のシステムをハッキングしてもらうことでハチの能力をはじめからある程度強化した状態で挑むことができるようになる。
残機を増やしたり、アーマーを強くしたり、ヒメドローンの能力を最初から解放したりなど、体制を整えて有利に進もう。
このため、何度も挑みながらどんどん強くなるローグライクな仕組みになっている。
攻略を進めると「ハイリスクハイリターン」が解放され、ハッキング効果が少ないほど、塔のクリア時にもらえるシンジュが増えるという効果がもらえる。ただし途中で追い出されてしまうと一つももらえなくなる。
玄人向け…と思いきや、全効果を自由に設定できるため、各効果を基本値に設定して踏破すればそれなりに稼げる。慣れてきたら使ってみよう。
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8号/ハチとヒメがミズタと合流し、聞こえてきたイイダの声を頼りに最上階へ向かう時、この塔は10階までしかなく、残基も3つある仕様であった。
しかし、10階へ辿り着いたハチとヒメが見たのは、謎の生成装置の媒介にされてしまったイイダの姿だった。
なんとか装置を止めて助け出し、正気に戻すことに成功した2人だったが、装置から飛び出した黒幕・オーダにより塔のシステムが暴走、3人は塔を弾き出されてしまう。
そして、秩序の塔は30階へと拡張され、上層が不気味に輝く、試練の塔へと変えられてしまったのである。
これが、サイド・オーダーで8号が本格的に挑む場所となる。
その際ハチのあらゆる能力が下げられ、残基も消滅させられるという憂き目に遭うものの、シンジュの力でイイダがハッキングすることでカバー。
以降、ヒメ、ミズタに加えて、イイダもエレベーターから支援するようになり、4人でオーダの暴走を止めるべく、最上階への挑戦が始まることとなる。
ネリバースとしての本来の機能
『イイダの開発日記』によると、秩序の世界…もといネリバースにおいて、消毒されたオクタリアンを元に戻すための仕組みの一つとして作られたというのが、この塔の正体であった。
集めたネリメモリーが誰のものなのか全くわからなかったため、逆に被験者にネリメモリーを改めて混ぜて作った『カラーチップ』を与え、正しい記憶を自ら取捨選択させ、定着させるためにこの塔で困難を乗り越えてもらい、最上階にて仕上げる。という構想のもと、試練の塔として設計されたらしい。各ステージはイイダが訓練生だった頃の経験を活かしている。
スケルトーンたちも元々は凶暴な存在ではなかったらしく、もっと可愛らしいデザインだったという。