「おーい! おーーーい!! 起きろ、ハチーーっ!」
「アタシはヒメ! オマエのダチのヒメだ!」
概要
『スプラトゥーン3』の追加コンテンツ『サイド・オーダー』に登場するキャラクター。
同名の別キャラではなく、正真正銘、「テンタクルズ」のヒメである。そんな彼女がドローンになってしまった姿のこと。(もとはファンからの愛称で、公式からはそのまま「ヒメ」と呼ばれていた。のちに公式も「ヒメドローン」と呼ぶことが確認された。)
主人公である8号と共に白化したハイカラスクエアに迷い込み、なぜかドローンになってしまった。8号の相棒として、秩序の塔での冒険や戦闘をサポートする。
容姿
白い球体に様々な装飾やパーツが付いている。
上側にヒメの白い王冠、両サイドには翼の役割を持つと思われる触腕、下側にはプロペラがついている。
顔はポケモンにおけるみらいのすがたの様な液晶で、特徴的な十字の星2つが表示されている。表情によって目の大きさが変化する。卵型の黄色い眉毛のパーツがあり、上下に移動したり角度を変えたりして表情を表す。
元々顔の右下に艶ぼくろがある為、ドローンの姿でも同じ位置に小さな穴が開いている。
能力
最初は最も近いorこちらに気付いて狙っているスケルトーンへレーダー照射を当てて8号に場所を知らせる。
また、空中でBボタンを押すか、高所からの落下時につり革を展開し、8号を滑空させてくれる。
ハッキングで出現するドローン系カラーチップを集めることで「ドローンゲージ」が解放され、各ゲージに対応したサブやスペシャルを発動する。
ゲージは種類毎に決められており、時間経過で溜まる他、特定のチップを入手すると塗り・敵の撃破・移動・アイテムでも溜まるようになる。
- ドローンスプラッシュボム
「あらよっと!」
バーニアノズルからスプラッシュボムを投下する。
プロペラヤグラの上に乗せるレベルで正確に投げつけてくれる上、威力もあるので重宝する。
ただし転がりやすい性質故、敵に運ばれて機能しなくなる場合はある。
- ドローンクイックボム
「ボムをプレゼントだ!」
バーニアノズルからクイックボムを射出する。
こちらも正確に投げてくれる。威力はスプラッシュに劣るが、即爆発するため直撃を狙いやすい。
必要pはスプラッシュより少ないがほぼ誤差の範囲内で、威力が低い分敵の殲滅には向かない。
その代わり、カプリチョーソやアッコルド、プロペラヤグラに正確な攻撃を当てられる。
- ドローンメガホンレーザー
「メガホン設置! レーザー発射!」
「ひびけ! メガホンレーザー!」
メガホンレーザー5.1chひとつを設置し、レーダーで捕捉した相手へレーザーを照射する。
レーザーは時間いっぱい社社され、認識対象を変えるたびに何度でも狙いを変えられる。
その代わりゲージが0になるまでゲージロックがあり、回転率が悪い。
必要なゲージは多いものの、ヤグラのステージや硬い雑魚を倒したい時などに役立つ。カラーチップを複数集めてどんどん響かせてもらおう。
初代のメガホンレーザーは1基だったのである意味原作再現(攻撃力や太さは比べ物にならないが)
- ドローントルネード
「そらっ! トルネードだ!」
トリプルトルネード一発を使用する。ダメージはプレイヤーのそれの2/3程。
かなりの高火力で周囲を薙ぎ払える上に地形貫通・ゲージロック無し・多段ヒットとノックバックがないことを除けば非常に優秀な反面、必要なゲージが最も多い。
同じチップを重複させて必要量を減らし、さらに撃破ドローンゲージを積めば大化けする。
ただし、バーニアノズルの攻撃を他に積むと発射数が激減するので要注意。
こちらも初代はトルネードは一本だった。但し例によって範囲などは弱体化されている。
- ドローントラップ
「トラップしかけとこ」
「トラップをしかけて、と…」
その場にトラップを設置する。
複数個勝手に置いてくれるので、囲まれるのを未然に防止できる。
放置するだけでも雑魚処理、足場確保、などなど結構万能なので鍛えておくと便利。
しかしボム類と違い投げ込んではくれないので、性能をフルに活かすなら起き逃げ爆弾にして逃げ続ける・エリア確保を任せて自身は処理に徹するなどの作戦が必要。
- ドローンスプリンクラー
頭のクラウンからインクを撒き散らす。
弱そうに見えるが、このチップを複数集めつつ「塗りドローンゲージ」チップを併用すると、無限にインクが溢れ出るようになり、自力で自身の能力をフル回転させることが可能になる。ヒメを活用するならば絶対に強化しておこう。
滑空中は自身がスプリンクラーになっているようなものなので、移動しながら塗る事も可能。
- ドローンアイテム
ヒメがランダムで、スペシャルカンヅメ、インク回復ボトルなどを生み出す。
ゲージコストが最も高い。
ラッキー系チップが鍛えてあるなら無理に強化する必要はないが、ドローン一辺倒の構築ならば開けておくといい。
アイテムドロップなしのトラブルでもアイテムが手に入るのは利点。
- サウンドバースト
「ディスクパーツ」というアイテムを3枚集めると発動できる必殺技。
ハイカラニュースのイントロ爆音波と共にスケルトーンを吹き飛ばしつつポータルを麻痺させる。
どのルールでも起死回生を狙うことができ、特にエリアやプロペラヤグラでは一気にカウントを進めることができる。
よく見ると頭の王冠が回転している。底にはスピーカーが付いているため、ここから音波を発しているとわかる。
ラッキー系統のチップ「ディスクパーツ確率」で発動しやすくなる。
ドローンゲージ
- 時間ドローンゲージ
時間当たりのゲージ増加量を増やす。
確実に発動の機会が増える半面、増加量はしょっぱいので優先度は低めか。
- 撃破ドローンゲージ
敵を倒すとドローンゲージが溜まるようになる。
性質上、スプラッシュボムやトルネードと相性がいい。
特にトルネードとこれをガン積みするとトルネードピッチャーが完成する。
- 塗りドローンゲージ
レンジ系統。塗りでドローンゲージを増やせるようになる。
ドローンスプリンクラーとのシナジーが強烈な他、爆風強化類を同時に複数積んでおくと撃破ドローンゲージ並みの速度でゲージが溜まるようになる。
- 移動ドローンゲージ
ムーブ系統。移動でドローンゲージが増加するように。
固定砲台型のメインには向かないが、カーリングボムやフデとは相性が良さげ。
攻撃をヒメに任せてガン逃げするなどの戦法で輝く。
- ドローンバッテリー確率
ラッキー系統。ドローンゲージを増やすアイテム「ドローンバッテリー」がドロップしやすくなる。
撃破ドローンゲージと使い勝手が似ている。安定性は低いが、ラッキーコンボが続くと大量にバッテリーがドロップする。
ラッキー系統のチップを積めば積むほど光る。
関連タグ
みらいのすがた:機械的な体、液晶の目と特徴が完全に一致している。
ヒメがこの姿になっていた原因は、秩序の世界……もとい、ネリバースがイイダの作成した仮想空間であったから。
秩序の塔は消毒によって記憶を無くしたタコたちにネリメモリーの記憶を定着させるため、困難を乗り越えてもらうために作ったもので、ヒメは被験者の先導役になってもらう予定だった。
ドローンの姿はそのためのもので、はじめからサポート向けの仕様だったのである。
任意で元の姿に戻ることができ、オーダに追い出された際には自我を取り戻したイイダによって戻してもらっている。
オーダとの決戦の際にも本気の「マ゛ーーーーーッ!!!」を放つ際に元の姿で叫び、トドメの強化センパイキャノンはドローンの姿で放っている。
余談
秩序の街を適当に散歩していたり、放置していると、たまにヒメが「ふわぁ…」と眠そうにする。
しばらく放置すると、電源が落ちたような音の後、その場でスリープモードに移行して寝てしまう。ハチが動くとまた電源が付いてまた動き出す。
かわいい。
場所によっては低確率でヒメの姿に戻って高いところに座ることもある。色々な場所で見れる上、動かなければカメラで撮影できる。さらには、秩序の街でハチがしばらくぐるぐるその場で回っているとドリルのように高速で回転したりもする。
ちなみにドローンの背中部分には電池ケースの蓋があり、その上には緑色の電源ランプがあったり(寝ているときは点滅する)、プロペラの裏側には1枚だけ「挾まれ注意」のマークらしきステッカーが貼られている小ネタがある。