※ここでは他の「ジャイロ」シリーズも併せて説明します。
概要
道路交通法上は原付バイクとして扱われるため、原付免許もしくは普通自動車免許で運転できる。
1982年にファーストモデル「ジャイロX」が発売される。
3輪スクーター自体は前年にストリームが発売されていたが、このジャイロは車体前後にデッキを設定してビジネスユースを想定した、スーパーカブのようなポジションを狙ったものになっていく。
屋根とワイパーを装備した「ジャイロキャノピー」は1990年のデビュー。
リアボックス(荷室)はかつては純正品が装備されていたが、現在は設定が無く、社外品を購入して後付けする必要がある。
1999年、ホンダは2ストロークエンジンの廃止方針を打ち出したが、ジャイロシリーズは車重が重いためパワーが必要という理由で、唯一対象外とされ2ストロークを継続使用した。
2008年、排ガス規制の強化に対応するため、ついに4ストロークエンジンに移行。
同時にフロントホイールの形状を変更しており、外観上の見分けるポイントとなっている。
そして今も、幾多のプロの足として元気に走行している。
ミニカー化およびトライク化
本車は原付である故、二段階右折や速度30km/h制限、ヘルメット着用義務を受けるが、これらが免除されるということからジャイロをミニカー登録もしくは側車付き軽二輪(トライク)登録するユーザーも存在する。
一般的に後輪のデフにスペーサーを装着して車幅を広くすることでミニカー登録できる。
上記に加えてエンジンスワップまたはボアアップ(51cc以上)でトライク登録することができ、高速道路も走行可能になる。