概要
若手アニメーター育成プロジェクトは、2021年度から通称「あにめのたね」で知られ、開始年である2010年度から現在までいくつかの愛称がある。
文化芸術振興基本法第7条に基づく「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第2次基本方針)」(2007年 - 2010年)に基づき、アニメーターの育成が難しく、制作環境の悪化や低収入・長時間労働などの課題が残るアニメ業界の改善策の1つとして、若手アニメーターへの技術継承を目的とする。
具体的な方針として、商業用オリジナルアニメ1本を1社当たり総額3,800万円の予算と余裕を持ったスケジュールで制作し、若手アニメーターに対して適切な技術継承の機会を与える。プロジェクトは、アニメ制作の脱下請化、オリジナル作品制作の促進、コンプライアンスの強化、モデル契約書の策定なども含む幅広い目標を抱えており、これによって日本のアニメーション文化の向上と発展を促進している。
制作されたオリジナルアニメはアニマックス(過去には毎日放送や読売テレビも参加)にて放送されており、リトルウィッチアカデミア、デス・ビリヤード、音楽少女など、ごく一部の作品はのちにテレビアニメ化も行われた。
主な作品
PROJECT A
アニメミライ2012
BUTA | テレコム・アニメーションフィルム |
わすれなぐも | Production I.G |
しらんぷり | 白組 |
ぷかぷかジュジュ | アンサー・スタジオ |
アニメミライ2013
アニメミライ2014
アルモニ | スタジオ・リッカ 他 |
大きい1年生と小さな2年生 | A-1Pictures |
パロルのみらい島 | シンエイ動画 |
黒の栖-クロノス- | STUDIO4℃ |
アニメミライ2015
あにめたまご2016
あにめたまご2017
あにめたまご2018
TIME DRIVER 僕らが描いた未来 | IMAGICAイメージワークス、ロボット |
えんぎもん | スタジオななほし、ウサギ王 |
ミルキーパニック twelve | トマソン |
Midnight Crazy Trail | ピコナ |
あにめたまご2019
Hello WeGo! | WIT STUDIO |
斗え!スペースアテンダントアオイ | ケイカ 他 |
チャックシメゾウ | 日本アニメーション |
キャプテン・バル | Flying Ship Studio |
あにめたまご2020
オメテオトル≠HERO | スピード |
レベッカ | ベガエンタテイメント |
みちるレスキュー! | ゆめ太カンパニー |
あにめのたね2021
DELIVER POLICE/西東京市デリバー警察隊 | IMAGICA Lab. |
ハチミツスーサイドマシーン | ウサギ王 |
HOME! | オレンジ |
龍殺ノ狂骨 | つむぎ秋田アニメLab |
あにめのたね2022
天神 | イマジカデジタルスケープ |
ロックンおヨネ | スタジオエル |
宇宙キャンパー/チッチ | Production+h. |
キラキラきらり☆ | レスプリ |
あにめのたね2023
NICO/AGONY | ウサギ王 |
WANDER BURABURA BAKKAMU | ECHOES |
もしメタ -もし女子高生がメタバースで巫女になったら- | スタジオエル |
鶴が舞う夜に | ノーヴォ、pH スタジオ |
あにめのたね2024
POP POP CITY | グラフィニカ |
BRIDGE -My Little Friends- | StudioGOONEYS |
KICKS AND PUNK | 日本アニメーション |
エフェメール | ノーヴォ、スタジオエイトカラーズ |