CV:
ドラマCD:保志総一朗
アニメ:下野紘
概要
父親との喧嘩で家を飛び出し、船に乗っていたら船から転落。大波に飲まれて女性だけしかいない島、『藍蘭島』に流れ着いた14歳の少年。現在はすず、とんかつの家に住んでいる。
後述する素性の事もあり、家訓に由来する自らの矜持として『男は女を守るもの』という(取りようによっては時代錯誤な)考えを持っている。
大の負けず嫌いで『絶対無理』『できない』という言葉が大嫌い。それもこれも、厳格な父親と破天荒な祖父からの教えと、それに対するコンプレックスによるもの。
好きなものはカレー、推理小説。高所恐怖症。女の子に免疫がまるでなく、島に流れ着いてからというもの女の子とのラッキースケベイベントが絶えず、1話に1回は必ず鼻血を出す。藍蘭島の女性に恥じらいの概念が殆どないというのが大きな問題ではあるが・・・。
また早とちりも多い。そもそも家出も早とちりでしてしまったものである。
家出にあたって鞄に詰め込んできたものは、ゲームボーヤ(どう見てもゲームボーイアドバンス)、鋼の錬金術師の第1巻、結構型が古そうなガラケー(大きなアンテナが見える)、雑誌に教科書、妹の写真、推理小説と時代を感じさせるものが多数。
写真と推理小説は後々に非常に重要な伏線となる。
島に着いてからすずを始め、様々な女の子に知らず知らずのうちにフラグを立てまくっているがハーレム系主人公の例に漏れず非常に鈍感。また島外にも行人を想う女の子が複数。爆発しろ。
非常に頑固で理屈っぽい面もあり、幽霊や妖怪などの科学的に証明できないものは決して信じず、実際に目の当たりにしても何かと屁理屈をこねて否定する。一方でUFOや宇宙人、UMAなど一応理論的に説明可能なものは信じている。
実はオカルト的な事柄を信じないようにする術を掛けられていたために否定的になっていたのであり、その術が解けてからは見たものを素直に信じるようになっている。
素性
戦国から続く武家、東方院家の長男。
東方院家は一族全員が東方院流の古武術を見につけているが、剣術だけは本家男子への一子相伝という決まりがあり、東方院流剣術を修行中の身。
また、明治維新後に貿易業によって財を成して東方院グループとして経済界で活動しており、本土にある実家は和風の大邸宅。
あと、そもそも藍蘭島のルーツとなった「アイランド号」を西洋に派遣したのも東方院家であったりする。
要はいいとこ(旧家)のお坊ちゃまである。
家族
藍蘭島
とんかつ
東方院家
東方院厳人
行人の祖父にして東方院グループ会長。65歳。
行人、美咲曰くその身体能力は人間にしては規格外すぎるとのことであり、実際にサメを捕獲、襲ってきた賊が泣いて逃げ出すほどの暴れっぷりなどの逸話がある。
またグループ経営も現役で勤めており、海外へ飛び回る日々を送っている。
目下の悩みは芸術の道へ進んだ息子と家出した孫のせいで後継ぎがいないこと。
祖先が難破で失くした船舶、アイランド号を探す過程で藍蘭島に関わっていく。
東方院漸人
CV:磯部勉
行人、美咲の父。彫刻、陶芸、日本画を専門とする芸術家。
冷静、厳格な性格で寡黙。この性格が行人が家出する一因になっている。
行人と同じ年ごろに家出し、家出先で現在妻である東方院秋奈を見初めるという現在の行人と似た道を辿っていた。性格は真逆だが、似た者同士の親子である。
東方院秋奈
行人、美咲の母。31歳。沖縄出身。超がつくほどの天然。
行人が家出した当時、実家への帰省途中に行方不明になっていた。行人の家での主目的は母親を探すことであったことが後に語られる。船に乗っていたのは帰省に船を利用しており、母親と同じルートを辿ったから。
その後、無事に東方院家へ帰還。しかし、行人が家出して行方不明になっていることを知って大激怒。厳格な夫が平謝りするほどであったという。東方院家最強はこの方です。
東方院柊
厳人の秘書にして後妻。旧姓、岩槻。24歳。『かへたんていぶ』の登場人物、岩槻樹の姉。
厳人との結婚の了承を漸人に取っている場面を行人が目撃し、秋奈が行方不明中に他の女性と結婚すると勘違いして激怒。それを阻止するために母親探しに出たというのが行人の家出の真実であった。確認って本当に大事ですよね。
5人とも東方院家の使用人。タカさんは第9巻にて行人の回想に登場している。
行人は5人を本当の兄のように慕っていた。実はこの5人の正体は・・・。
花園静
東方院摩智
東方院綾音
3人とも行人、美咲のハトコ。東方院家分家の出。摩智と綾音は姉妹であり、藍蘭島のまちとあやねとは性格、容姿共にそっくり。唯一の違いは綾音が姉で摩智が妹であること。
関連タグ
かへたんていぶ:摩智と綾音がセミレギュラーとして登場している作品で、その関係から行人自信もモブとしてカメオ出演している場面がある。