演:冨樫真
概要
滔星曰く「憲水に無理矢理孕まされた」とのことで、それが事実とすると憲水の愛人になったのは華漣本人の意思ではないと思われる。
実は魔戒法師の掟を破って追放された一族の血筋であった。
そのため、金城の屋敷には一族の魔導具が隠されており、その品々が滔星に法術やホラーに関する知識を得させることとなってしまった。
一応は金城家の屋敷で囲われていたが、冷遇されていたようで、複数の若い愛人を家に招いては酒浸りの荒んだ日々を送っており、母に放置された滔星からは「淫らでだらしない生きる価値のない女」と軽蔑されていた。
その一方で、滔星には 「誰よりも強い男になるんだよ。誰よりも力を持った男に」 と声をかけていたことから、一応は息子のことを気にかけていた模様。
若き日の滔星が「ホラーを招く禁断のオブジェ」を用いて呼び出したホラーに憑依され、愛人を全員捕食したうえで息子の滔星をも捕食しようとするが結界符に阻まれ、その場から消え去った。
その後の消息は明らかとなっていないが、別の魔戒騎士に斬られた可能性も有り得る。
人生といい末路といい、華漣の人物像は「莉杏のIF」或いは「息子を正しく導けなかった波奏のIF」とも言える。